2007年2月 発行所 「50カラット会議」
50カラット会議レポート
61号
50代からの犬猫生活。
子育て期にいだ我が家の犬猫は、娘が学校帰りに「子犬あげます」の看板でもらってきたり、いつのまにか居ついたノラ猫でしたので、つくづく世の中変わった!というのが感想です。
それとも、飼う人の年代の違いでしょうか。 犬猫は、家族であり、同棲相手であり、恋人であり、グチまで聞いてくれる存在として、コンパニオンアニマルと呼ぶ時代になりました。夫婦ふたりになった家に、甘い声が流れるのも、笑いが起きるのも、はたまだケンカが穏やかに収まるのも、犬猫がいてこそのよう。お願いしたアンケートに「ペットのことお聞かせください」と書いて頂戴したお叱りには、この場で謝ります。ごめん!
蛇の道はヘビに聞くシリーズ61
ひたむきさが愛しい。わがままぶりに心がゆれる。犬猫は心の相棒です。
ワンちゃん、ネコちゃんのお話を聞かせてくださったのは、5人の方です。
「毛むくじゃらの彼・トイプードル」に夢中のリーガルコーディネーター麻田恭子さん、「黒くて大きいラブラドールと大きさも気持も控えめな日本犬」を介してご近所友だちもできたエッセイスト檀晴子さん、「ミニチュアダックスフントと超大型ニューファンドランド」にメロメロな心理学者中村延江さん、トイレから帰っても大喜びしてくれる「居ついたネコ」に感動する装丁家林佳恵さん、「女神フレイアの名前をつけた猫ノルウェージャンフォレスト」に想像力をかきたてられる画家山口幸子さんです。
目次
1. 飼うというより「同棲」です。ひたむきな愛と信頼で結ばれています。
2. 寿命はせいぜい1 5年。死なせたくない、残しては死ねない。
3. 殺風景な時間に、優しい空気を流してくれる。待っててくれる、話を聞いてくれる、かわいい仕草で笑わせてくれる。
4. 生活目標は、素直な心と丈夫な体を保つこと。しつけや社会性は、都会生活、屋内生活の必要条件。
5. 犬猫の食事も、健康志向です。元気に長生きして欲しいから、病気予防の食品を選びます。
1. 飼うというより「同棲」です。ひたむきな愛と信頼で結ばれています。
これまでに飼った犬猫は、全部記憶の中にある.
写真もいつばいある。持ち歩いてもいる。カメラはいつも、スタンバイ状態です。
●家族です だから外で飼うなんてとんでもない。当然家に同居。「家の中で一緒だから、心も言葉も通じています。ペットでもない、うちの子です」
●恋人です べたべたしたいなら犬を、見ているだけで幸せなら猫がいい。「嫌がる彼を夜毎ベッドにひきずりこんで、ふわふわと甘い生活しています。」
●永遠の「子供」です お母さんが守ってあげる!と無限の愛を注ぎます。人間の子供と違って、自立させる責任はないのだから、ただただかわいい、守ってあげたい。
うしろ姿の写真に「かわいい!」を感じれば、本当の動物好きです。
林佳恵さんは、毎朝のウォーキングで通りかかる家の犬とすっかり仲良しになりました。
「初めの頃は吠えるので、ごめんねって言って通っていたのだけれど、いつの間にか吠えなくなったの。この頃は、おはようって声をかけてます。
ある日その犬がお散歩していて、リードをひいていた方と立ち話になったら、おしっこかけられちゃった。とても恐縮されたけれど、私嬉しかったわ。
マーキングされたってことですもの!」
「ボクの女だ!っていうわけね。スゴイ!」と、一同感嘆しました。皆さんが持ち寄った「わが子」の写真は、どれも写した人の愛情がヒシヒシと伝わってきましたが、中に、夕焼けの空を眺めるうしろ姿がありました。
「うわっ、かわいい!」
「うしろ姿の写真に可愛らしさを感じあえる。これぞ仲間よね」の歓声。
「犬猫だから、ここまで自慢もできるんです。小さな脳でひたすら生きている姿に日々感動なんです」と、犬派猫派は、終始ノーサイドでありました。
うちの「家族」紹介します。
□中村延江さん 67kg あるニューファンドランド犬。この子は5歳になりました。前の犬がカイザーという名前だったので、今度のはもっと大きいしと、「木星」ジュピターと名づけました。
この犬種専門のプリーダーから買いました。大きいけれど、おとなしい子です。大きい犬なので、私のベッドのすその方にお布団敷いて寝ています。
私の足元に寝ていながら、隣の部屋の夫の寝姿も見たいらしいの。だから間仕切りは開けてます。夫とは別々の部屋でも、犬とは一緒よ。
もう1匹は、ミニチュアダックスフントのロングヘア。娘が大学生の時アパートで内緒で飼っていたのを連れ帰りました。
□壇晴子さん 一匹は拾った日本犬の雑種。もう一匹は亭主がペットショップで衝動買いした黒ラブラドール。どちらも溺愛しています。子どもたちがいたころとは違う一生懸命さで飼っている。日本犬の名前は、トト。「ニューシネマパラダイス」に出てくる少年トトから。黒ラブは、ネロ。ただ黒いから。
飼うのはもちろん家の中。家族ですもの!家族を外において自分たちだけ家の中なんてどうしてできます?
□麻田恭子さん
飼っているというか、同棲している彼ですね。この3月で4歳になる男の子。
毎夜毎夜嫌がる彼をベッドに引きずり込んでいます。フワフワ気持いいし、ベタベタしていたいんです。トイプードルで名前はレオ。
500g しかなかったのに40万円もしたのよ!(そんな高い肉!の声)他のでは?って勧めたけれど、娘が初めてどうしてもと願ったものだったし買いました。小さいから家の中の階段もひとりでは上れないし、2階にいる彼は、私が帰ると2階で床を走り回っているのが聞こえる。「待ってね、お母さんすぐお手手洗ってくるからね」って言う間も待てないふう。本当にかわいい!
□林佳恵さん
うちは猫。下の息子のガールフレンドが公園で拾ってきたの。今はマンションですが、ー軒家の頃は、捨てられた猫を子供が拾ってきたり、近所の猫も出入りしてましたね。今の子の名前はバブ。いつもカメラはスタンバイ状態で、猫アルバムは増えるばかり。
□山口幸子さん
猫が好き!家の中でじっと静かにしているし、想像力をかきたてられるの。
ノルウェージャンフォレストのコンクールに行って一目惚れしました。名前はフレイア。ノルウェーの女神さまの名前なんです。神話に出てくるんですけれど、その女神さまが天空を舞うときに馬車をひくのがこの猫なの。
この前にいたメインクーンも同じようでしたが、毛が長いのにほとんど抜けないのよ。家族みんながメロメロです。
2.寿命はせいぜい1 5年。死なせたくない、残しては死ねない。
「ペットロス」の喪失感は大きい。もう頑張らなくていいよ、と声を掛けたら死んだうちの子の健気さを思うと涙がとまりません
●自分では生きていけないいたいけなさに胸打たれる 「お前が死んだら、お母さんも死ぬからね」と言わせる愛しさがある。
●死なれると、失恋状態。こ飯ものどを通らず、泣き暮らすのみ 「骨壷を見ては泣いていた夫に困った体験がある。今の犬が死んだら夫はどうなるのだろうと思うと心配」
●大型犬は、、残されたら周りが困る。残しては死ねない。 子供には「「残すおお金は、、この犬のためJとと言ってある。たくさん食べるし手もかかる。
「犬猫たちほ天国にわたる橋のたもとで待っている」というテレビドラマにホッと安らぎました。
「いつか小林カツ代さんが、私が飼っていた犬や猫たちは天国で待っているのよと言ってた。本当にそうだと思う」と山口幸子さんが発言すると、
「この間、テレビドラマでそんな話がありましたよ。いい話だなぁって嬉しかったけれど、なんでも、天国に渡る橋があって、その橋のたもとで先に逝った犬や猫が待ってるっていうの。橋の名前は虹の橋ですって。いいよねぇ」と中村延江さん。ただ、ペットロスは、次の子がくると治ります。
中々新しい犬猫を迎える気になれないものの、やっぱり我が家には必要不可欠という日がやってきます。
「その日まで、なんだかギスギスしていた家族の間が、その日から一変しました」と、皆さん回復体験済みでした。
自分の体力を考えると、「大型犬は今の子が最後。老々介護は大変ですから」と判断している人もいます。健康と幸せは表裏一体になりました。
いつかいなくなることは分かっているけれど・・
□骨壷を見ては泣いた日々がある。
「最初の犬は13歳、その次のは16歳まで生きました。
16歳で死んだ犬は、獣医さんが花束を持ってきてくれました。スゴイって。老犬の介護の時は、私がついていなくちゃ死んじゃうわけだから、横に寝ていました。介護自体は、急になるわけじゃなくて、日々段々に手がかかるようになるので、大変という気持はなかったけれど、死んだ後で、腰が痛まなくなって、体に負担があったのだなと分かりました。死んだ後は、悲しくてしばらくご飯が食べられなかったですねぇ。いつかはこうなると分かっているから、今の犬には一生懸命接しているのね。
ただ、老犬の介護体験は自信になっていますし、何代もの犬を飼っているので、どんなに悲しくても立ち直るということは分かっています」と、檀さん。「でもね、死んだ後、まだお骨があって、家族が毎日その骨壷を見ては泣くので、庭に埋めてあげました。なにしろ大きな犬だったので、骨壷だって人間のくらいあるんですが、目の前から隠さないと、こりゃだめだって。こっちも悲しいけれど、先に泣かれるんで困りました。そこで、獣医さんに相談したら、
次の犬を飼わないとダメですよって言われた。前の犬を忘れられなかったけれど、半年くらいして、新しい子を飼いました。
今は新しい子に夢中だけれど、いつか死ぬと思うと、その時家族はどうなるのだろうって、今から心配です。子供に対しては、ちょっとした大人になれば大丈夫と思うけれど、この子を残しては死ねない。ひとりでは生きていけないのだもの。ましてや、あんなデッカイから、誰も引き取ってくれないですよ。残せません!」中村さんの目は潤みつばなしです。「私は、いつも抱き上げては、お前が死んだらお母さんも死ぬよって言うの。長生きしてほしいです」と麻田さんはしんみり。18年飼っていた猫が死んだ後は、家族全員ペットロスになりました。次の子が来るまでの1年間は、家の中がギスギスして、早いとこ次に来てもらわなくちゃと思いましたもの」と、フレイアのお母さん山口さんは振り返りました。
□今まで飼った犬猫は、全部覚えています。 飼っていた犬猫は、どれも忘れることはないのです。
「人間が死ぬと天国に行く、その天国の手前に虹の橋というのがある。私たちが飼っていたペットは、死んだらそこにいるんですって!私たちが行くまで、そこで待っていて、私たちが天国に行く時に一緒に行く。私たちが行くと、駆け寄ってくるんですって!」これ、テレビドラマからのいい話として紹介され、「そうか、ぜーんぶいるわけね」と、嬉しい気持ちが広がりました。
ペットロスは、失恋状態。新しい恋がくると癒されるものの、前の恋を忘れるわけではないのです。
3.殺風景な時間に、優しい空気を流してくれる。 待っててくれる、話を聞いてくれる、かわいい仕草で笑わせてくれる。
モノを言わないから好都合
自分のぶつけたい気持ちを吐き出しても「ハイハイ」と忍耐強く寄り添ってくれます。
●寄り添っているだけで幸せ気分が戻ってくる。
疲れて帰る家には、自分をひたすら待っ子がいる幸せがある。真夜中でも不眠に付き合い誰にもいえないグチも聞いてくれる。
フワフワの感触も安らぎ。
●家族間の気持をつないでくれる
夫とケンカした時はひざに抱えて「お父ちゃまったら、こんなこと言うのよ」と嘆く。そばにいる夫との間接会話で、ギスギスは氷解します。話題も犬猫、犬猫は家族のカスガイです
●地域の知らない人と友だちになれる。
お互い「〇○ちゃんのママJ、「〇〇ちゃんのお父さん」で声を掛け合う。犬猫自慢は、同好の士なら限度なくても、微笑ましく許されるのが嬉しい。
幸せを分かち合う間柄です
子育て期の犬猫は、いわば子供の友だちでしたが、50代60代からは自分の心の友なのですね。
思いがけないことですが、頼り頼られる間柄が生まれているのを感じます。私たち、個性が強く出るし、これぐらいは相手が歩み寄ってくれるだろうなどと強引さもチラホラするの年代でもあるのです。
人との交渉事も面倒が先に立って説明不足、お互いに「分かってるだろう」とはしょった事が原因で、気まずい状況だって生まれやすくなっています。
そんな暮らしが始まった家庭での犬猫は、まさに気まずさ処理役、ストレス飲みこみ役として活躍しているのではないでしょうか。傍目にも、「いい時にいてくれたなぁ」という嬉しさが伝わってきました。
家族の足音や車のエンジン音を聞き分けて玄関で待っ猫、がっくり疲れた顔の横で同様にため息をついてくれる犬の様子を話す時、皆さん一様に幸せそう。
犬猫が、ペットではなくコンパニオンアニマルと呼ばれる理由が分かりました。
甘い声音が流れるのもこの子のおかげ
□犬も猫も、ケンカを食べてくれます。
「うちは夫と娘の3人家族。みんなフレイアにメロメロです。それぞれに個性が強くて我が強くて、人間同上だとギスギスしちゃう。
そんな時に、この子が登場するだけで、みんなかわいい声になるのね。パッと空気が変わるわけです。この間も夫とケンカしている時に、この子が通りかかったので、ひょいと抱いて『もう~オトウタンて、いやねえ』と言って。そうすると、そのケンカ終るんです。やっぱり救世主」「犬もそう。犬を飼うことで夫婦関係が修復したという例は聞きます。犬は争いごとが嫌いなの。夫婦ケンカすると、不安そうですよ。ちょっと怒るとオロオロしている。それを見ると可愛そうになって、ケンカは止めようと思いますもの」
□ひたすら待っていてくれる一途さに胸打たれます。 「察知力、スゴイですね。ドアの鍵を開ける前、駅を降りたあたりから分かっているのかな。うちのダックスフントも、窓辺に行ったなと思っていると、5分くらいで娘が帰ってくるんです。車のエンジン音も聞き分けますね」
「トイレに行っただけなのに、誰がこんなに喜んでくれる?ひたむきですね」
□辛抱つよく付き合ってくれます。
「仕事柄、人には言ってはいけない秘密ってあるでしょ。でも言いたい。だから、犬をベッドの上でひざの上に載っけて、あのね、レオちゃんとやる。
こんな人がいるけれど、どう思う?ヘンよね、絶対。やんなっちゃうなんて言っていると、じ一っと見ている。人間だったら、こんなに根気よく聞いてくれるはずないし、真夜中でも眠れないで、さっきの続きだけれど・・とやっても付き合ってくれる。私の思いどおりになるから、人間の男よりいいのかなぁ。
しゃべっていると、その内ペロッと舐められる。慰めてくれようとしているのでしょうね」「うちの子は、グチを聞いてもらっていると、寝そべってフ~ッとため息つくの。うるさいな!と思っているのかな」ちなみに、これは犬特有です。
□近所には、犬友だちができました。 「リタイアしたお父さんたちが、毎朝一緒にお散歩していますよ。それが、とっても早い時間。私がたまたま6時くらいに行くと、じやあ帰りましょうかなんて言ってる。何時からですかと聞いたら、5時だそうです」
「〇〇ちゃんのお父さんとか呼び合っていますものね」「お互い犬との接し方が共通だなと思うと、もう少し親密になって、犬を連れてどこどこにiご一緒しましょうとなる。そこで初めて、どこに住んでいる何という人かが判明するの」
中村さんは、そうして知り合った方々と、年に1回、車連ねて新潟県上越市にある小学校の廃校が宿舎になっている所に出かけるのだそう。新ネットワークです。
4.生活目標は、素直な心と丈夫な体を保つこと。しつけや社会性は、都会生活、屋内生活の必要条件です。
大型犬はお風呂に入れるのも一苦労
温泉に入れてやりたくて伊豆まで行く人もいます。体力労力を考えると、小型犬志向も納得です。
●可愛がることは、大前提.可愛がることは、大前提 「生まれつき性格が悪いなんてことはありません。可愛がっていれば素直に育つのは、人間と一緒。ひたすら可愛がることが、信頼関係の第一歩です」
●散歩が必要な犬には、基本的しつけを学ばせる。 都会暮らしでは、人との距離が近いので、迷惑をかけない、傷つけないためのしつけは必須です。そのための幼稚園もあるし、家庭教師も頼めます。
●病気を持っていない保証は選択要因。あとは病気にならないように配慮する 野外生活をしていた場合は病気を持っていることが多い。「健康な犬猫の方が飼い易いし、プリーダー経由での購入がお勧めですJ。
かわいいファッションにも理由があります
雨の日の散歩にはレインコート、寝る時はパジャマ。これにもそれなりの理由がありました。
「レインコートは、濡れると帰ってからの後始末が大変ですし、パジャマは毛足の長い子だと抜け毛が寝具につくので予防用です」とのこと。時々お見受けする髪飾りは、「シャンプーやトリミングに美容院へ行くと、仕上げに付けてくれるんです。付いていると、あら行ったのねと言われたりして・・」。それでも、「自分の子供にはお土産なんか買ってきたことなかったのに、夫はうちの子におもちゃ買って来る!びっくりでしょ」と幸せそうです。
さまざまな洋服、首輪、リード、食器やお昼寝マットまで揃ったショップをのぞくと、確かに、その可愛らしさに手が伸びる気持は分かります。子供相手には、おもちゃ1つでもタイミングを測った人たちですが、今は無制限の愛情を注いでいいわけで、心置きなく「甘い親」を楽しんでいるのです。
犬猫自慢は無制限が許されます
□ジュピターは、いい子なんです。
「まず性格がいい。小型犬中型犬の犬友だちは、ジュピちゃんはいい子ねぇと言ってくださる。小さい犬に吠えられても泰然自若としているし、小さい犬が遊んでいるのを寝そべって見ているのが好きなんです。
それに、人間と小さい時から暮しているから、人間の感覚や行動が読めるんです。
よく叱るのならすぐと言いますけれど、よく覚えている、頭がいいです。こんなことがありました。たまたまクリスマスで、シュートレンがちょっと残っていたの。うちの犬は決して盗み食いはしないのだけれど、背が高いのでテーブルをのぞいた拍子にケーキの箱がパタッて落ちちゃったらしいの。食べかけだったから、箱が開いちゃった。 さすがに誰も居なくて目の前にあったから、やっぱり食べちゃったんですよ。
そこに私が行って、あっと言ったら、ハッと困った顔しているの。
食べたんでしょうと口の匂いをかいだら、シュートレンの匂いがする。そこですごく怒ったんです。その夜、お父さんが帰ってきたから、今日こうだったのよ。ねぇジュピ、ひとりで食べちゃったのよねと言ったら、ハッと顔を背けた。忘れていないんです。
ご飯食べている時も、ヘンな格好して食べているから、きちんとして食べなさいと言うと座りなおしますし。夏には、町会のラジオ体操に参加して、お終いの日に子供たちはお菓子をもらうの。並んでくださいという声がかかると、ジュピは一番先に走っていって並ぶらしい。本当はうちの子の分なんかないのだけれど、ジュピちゃんにもあげましょうってくれるのよ」
□黒ラプのネロは、ひたむきです。
「自慢?キリがないし恥ずかしいけれど、気持をよく分かってくれますね。少ない脳みそで一生懸命考えているいじらしさというのかな。ひたむきに生きているでしょう。それが可愛い。何持って来いと言うと、一生懸命働く。それが好きな犬なのね、使役犬だから。雑種のトトは、バカ正直だから、待っていろと言われれば何がなんでも待っ。誰が呼んでも知らん顔。それくらい忠実です」
□小さいレオは、何もできない。いるだけでいいんです!
「なんにもできないけれどただただ可愛い。おやつ食べたいって聞くと、ピョンピョンウサギみたいに跳ぶんです。おやつ持ってきてあげるから、お座りして待っているのよ、と言って私が部屋を出てドアを閉めたとたん、もうカタカタバレエを踊っているような音がしています。でも、おやつを持って戻って、座っているかな?と言いながらドアを開けると、いそいで全然違うところに座ったりしてる。
可愛い!いるだけでいいんです。小さいし、病気になったら大変だしと家から出さないので、他のワンちゃんと馴染まなくて、社会性がつくといいなと幼稚園にも通わせました。週に3回、朝7時半にスクールバスがお迎えしてくれてた。アハハ、お受験はないんですよ」
5.犬猫の食事も、健康志向です。元気に長生きして欲しいから、 病気予防の食品を選びます。
大型犬は山のように食べる。鶏屋さんから、毎週鶏頭を買って茄でておくなど美味しいエサづくりにも熱心。
●ドッグフードは、獣医さんやプリーダー指導に従います 種類、大きさ体重、体調に合わせて、商品は新製品もいっぱい。毛ツヤをよくする、ダイエットになる、老犬用なども揃っています。
●人間にいいものは、犬猫にもいいはずと与えるものがある 自分が健康にいいと食べている納豆、茹で野菜、野菜ジュースも食べさせる。水は浄水したもの、波動石を入れてミネラル強化した水。
●おやつは、コミュニケーションに欠かせません。 訓練したご褒美は、魚型やチーズ味のカリカリおやつ。「かまいたくなると、夫は『欲しいのか?』などと言っては、おやつを与えています」。
体重500gの子は、食べるのも少し。美味しいペットフードに、しらすや刻み茹で野菜をトッピング
大きければ大きいなりに、小さければ小さいなりに、健康づくりの食事への気遣いは大変なものです。
大型犬は食べる籠も半端ではないのですが、かといって食べ過ぎて太ると足に負担がかかるので、コントロールが難しいのです。
「あればあるだけ食べるし、なければそれまでですから」と言うものの、節食はかわいそうですから、日頃からの調整を心がけています。それにしても、やっぱり美味しいものは分かるのだそうです。
小さなプードルと暮らす麻田恭子さんは、「ほんの少ししか食べないから、味だけでなく、雰囲気まで気遣います。
缶詰のペットフードをそのままというより、茄でたプロッコリーをみじん切りして添えたり、しらすをトッピングしたりします。
小さな体を支える量より質の食事だけに、愛情こめたかわいい一皿なことでしょう。「納豆も好きなんです」の言葉に、思わず「犬用ですか?」。人間用でした。
基本は健康志向、ときには甘やかし。
□ 人間以上に気遣います。
「ジュピターは、牛乳が大好き。お散歩から帰ると飲むのだけれど、乳製品を食べさせると下痢をしちゃうの。だから、お腹が敏感な方のためにという製品を届けてもらっています。人間は2本でいくらというのをスーパーで買うのに、犬用は配達してもらってます」
□黒ラプラドールは、何でも食べちゃう。
「うちの犬は、食べないなんてことはない。何でも食べちゃいます。満腹中枢が欠けているんじゃないかと思うほど、あるだけ食べちゃう。
ある日なんか、干しうどんを与えたら、塩気があるから水を飲みながら食べたらしくて、お腹がパンパンに膨れて、ツチノコ状態になってた。途中で残すなんてことしないの。だから、決まった量しか与えません。
食べ方もスゴイ。横から見ていると、ドッグフードが飛んでいるのじゃないかと思うほど、吸い込まれているの。
うちは、太らせたくないので、ドッグフードは体重で示されている量の半分、それにおからを足しています。おからには、カルシウムがありますからね。あとは、輸入の安い牛肉 lOOg lOO円もしないような困を買って冷凍してあって、生であげます。大きい犬は体重があるから、足に負担がかかりますから。犬はあばらが見えていないといけないって聞いています」
□猫は、食べ物に興味津々。 「朝晩2回のご飯の他、おやつですね。朝晩は、それぞれ150ccのキャットフードを食べます。獣医さんのお勧め品です。けれど、何でも食べますよ。同じものが続くと、猫またぎですけれど・・。
納豆なんかも好き。パフパフ食べてます。夏みかんも食べるし、試してみると結構食べますね。おやつは、人間が食べているところに来るので、欲しいの?とケーキなんかちょっとおすそ分けするわ」と山口幸子さん。林佳恵さんのバブはお魚派。
「猫には魚という感覚なので、もっばら焼き魚です。ない時は缶詰を使います。ぅちの子は、お刺身を食べないの。
好物といえば、ホテトチップが好きです。油が好きなのかな。オリーブオイルも垂らしてやると喜びますね」
山口さんのフレイアも、バターやチーズが大好きだそうです。
□長生きしてほしいから、水にも拘ります。
浄水器を通した水にしているのは当たり前。「ブリーダーからは、毛艶をよくするために、ミネラルが入ったものとか、波動石を入れておいた水がいいと言われています。波動石からミネラルが溶け出すそうです。人間も飲めますが、犬用に作っています」とのことでした。
子供の頃から水道水を飲んで、家庭教師もついたことない!なんてヒガミマセン。