50カラット会議

65号 家の暮らし替え

2007年10月 発行所 「50カラット会議」

50カラット会議レポート 

65号

家の暮らし替え

 

子供が独立して暮らし始めた、自分も夫も仕事一辺倒の薯らしから家で過ごす時間が増え始めた、折りしも家が老朽化の気配などなど暮らしと家を見直すチャンスが訪れています。 お付き合いの範囲も変わりました。
子育てや仕事で大車輪だった時期は、隣近所には目もくれず、子供の周辺と仕事仲間ネットワークに夢中でしたが、最近は親兄弟との行き来も増え、ご近所とのやりとりも増えてきました。
挨拶を交し合うことの気持ちよさ、楽しみの時間を共有する喜びが暮らしの中に広がってきた実感があります。                               そんな変化に、家も様変わり。家が暮らし替えを始めています。

蛇の道はヘビに聞くシリーズ65

お集まりいただいたのは、次の4人の方々です。
25年一緒だったお姑さんが亡くなって「この際シンプルに」と都心のマンション暮らしを選択した竹内冨貴子さん、「老化を予測してではなく、いまを楽しむために75歳でリフォームした大原照子さんに感動しています」という編集者・加古明子さん。
「夫に料理を全面バトンタッチしました。シンクの高さも彼に合わせてリフォームしました」と笑う塩沢圭子さん。そして「中高年からのリフォームは、暮らしの変化で不要なものと新しく必要になるものの交換」という建築家・貝塚恭子さんです。

 

目次

1.気持ちをリセットしたい時、家をいじりたくなります。                                                       2.どんな家が欲しくなってきたのだろう?自然・時間の移ろいを感じながら、人と挨拶を交わし、笑う。
少しずつ現れる老化の兆しには、体を労る工夫を足したい。                                                     3.喜らし替えとしてのリフォームポイント。機能性重視の部屋は要らない、急ぐための合理性も要らない。                                      4.人が集まる家には、柔軟な生活術がある。楽しめる人、楽しめる時間をさしだすサービス精神がある                                       5.田舎生活、あるいは新しい土地への暮らし替え。ひとりでは出来ない。夫婦二人三脚の体力勝負だと思う。

1.気持ちをリセットしたい時、家をいじりたくなります。

●仕事バリバリも収束の兆し                                                               生活の拠点が家になる地域になる。家にいる時間が増えてきた。

●長年住んだ家は老朽化の兆し                                                        水道管は痛むし、建てつけも悪くなる。住みずらさが年月を実感させる。

● 子どもが出ていく、親が亡くなる。家族はだんだん少なくなる                                                                家の役割が変わる。合理性より居心地を求めたい。

➡気分転換が図りたい!

●移転・移住、実行します!                                                          ①いつかは・・と願っていた「田舎生活」も視野に入れる                                                               ②どうせなら便利第一の「都心生活」へ切り替える

●リフォーム実行します!                                                                ①心の入れ替え、人生の棚卸。趣味のスペース優先します                                                    ②不要になったもの整理します。新しい楽しみを入れるために                                                   ③夫も家事を楽しめる家、家族で閉じこもらない解放感へ

 

まだ老化した体を予測しなくていい。人生を楽しむために、今にぴったりの家を整えたいと願っています

加古明子さんが編集した『55㎡の暮らし替え』は、料理研究家の大原照子さんが75歳の時に実践したリフォームの若々しさに感動する本です。
老化する体への不安を先取りして暮らすより、今こそ楽しめるスローライフのための整え方を目指したと語られています。
生活を楽しむとは、自分と周りの人たちとの人間関係を楽しむことでもあること。「閉じこもらない」ための開放感とは何かを考えながら、ページをめくりました。

今の暮らしを輝かせてくれる家にしたい

□大原照子さんの本「55㎡の暮らし替え」への感動                                                       「まずは、75歳でリフォームするということに、圧倒されました。すごーい!でしょ。
私がその歳になった時、こんなエネルギーが残っているだろうか・・と感動しました。リフォームの目的は、体が弱っていくから・・といった心配の先取りではなくて、現在を気持ちよく暮らすこと。先の心配をしてリフォームすると、体がそんな風になっちゃうのではないか・・とおっしゃるんです。気分的な楽しさを求めて、”キッチンは100歳まで楽しめる遊びの空間に”が、リフォームのコンセプトでした」。編集者・加古明子さんの感動です。

□暮らしのリセット期なんですね。                                                                     「建築家の貝塚恭子さんは、「リフォームが専門ではないけれど、同年代からのご相談は増えました」と語ります。
「リフォームのきっかけは2つ。ご家族構成が変わって、ライフスタイルも変わり、部屋も道具も要らないものが出てくるし、新しい住まい方がしたくなること。もう1つは、家屋の老朽化ですね。老朽化した家を直すといっても、手の掛け方はピンからキリまで。4-50万円の予算では、壁紙を張りなおしたり、リビングの床をフローリングにしたりという範囲ですから、住み替え意識で取り組むとすると、それ相応の費用がかかります。新しく買うよりは、ずっと安く上りますから、リフォームを考えるのでしょうねJ
きっかけは様々。定年、それまで同居していた親の死、子供の結婚独立などです。けれど、それだけでは実行するには至りません。
新しい生き方、新しい時間の過ごし方、新しい人間関係の楽しみ方など、さぁやるぞ!というはっきりした目標がないと、グズグズと時間が過ぎていくのです。

□要らないものを捨てるだけでかなりリセットできます                                                          使わない部屋、納戸化した部屋をのぞいて、ため息をついている方もいらっしゃることでしょう。押入れの天袋には、中身の記憶さえ薄れた段ボール箱が入っています。捨てよう!と決意して実践してください。
いつのまにか溜まったキッチンの道具も、ここ1年使わなかったものは捨てる!まだ着るかもしれない・・としまいこんでいた洋服は、ここ2年着なかったものは捨てるかどなたかに差し上げる!本や雑誌も、整理する!それだけで、リフォームしたかのような、すっきり効果です。「捨てる」は、家をいじりたくなった方々の出発点です。

 

2.どんな家が欲しくなってきたのだろう?自然・時閻の移ろいを感じながら、人と挨拶を交わし、笑う。
少しずつ現れる老化の兆しには、体を労る工夫を足したい。

老いは予測をこえるもの。現在の快適に拘りたい!

●「気持ちいい家」 自然と時間の流れを感じる余裕がほしくなります                                          キッチンから富士山が見えるマンション。小さな菜園がある庭先やベランダ。日当たり、風通しのいい家。

●「人間関係に開放的な家」                                                             笑う門には友来たる。ご近所友人と軽い行き来を楽しみたい                                                  楽しい夫婦、気楽な食事に惹かれて人が集まる家にしたい。

●「微調整が効く家」                                                                照明、間仕切り、家具の配置etc.時と場合と体調に合わせたい。                                           そのとき一番いい状態の空間で暮らしたい。賃貸洗濯もその一つ。

「シンプル、コンパクト+自然」の家に、「重厚さよりフレンドリー」な家構えで暮らしたい。

「捨てました!」「あげました!」。これだけで、ずいぶんゆったりした生活を手に入れ
られます。そのゆったりに、新しい楽しみをはめ込もうとしています。「お玉も、ボウルも、3個ずつにして、夫に明け渡しました」という塩沢さんのキッチ
ンは、すっかりご主人仕様。使い方を混乱させないよう、鍋類の数も絞りました。シンクの高さも、178cmの背丈に合わせて高くしました。
主が変われば、主の使い易い場に改善するのは当然とはいえ、立派です。
また、忙しい時期には思いも寄らなかった、ご近所とのお付き合いが生まれて、
「ご挨拶しあって暮らしている安心感に気づきました」とか。塩沢さんの家のドアは、現在「青」。子供の成長期には「鮮やかな黄色」でした。
「いまは、開ければ’’幸せの青い鳥ならぬ、幸せな私”がいるからね!」だそう。
透明感のある青い扉は、welcome!と言っているようです。

それぞれの方の「いまだから、この暮らし方」

□仕事する週日は便利が一番                                                                     「大変な引越しでしたが、持っていたものも半分くらいにし、スペースは狭くても便利な所に移ろうと、都心に引越しました。別荘は大きいので、どこを見てもほこりばかりですが、都心の家は最小限度の広さなので、朝10分間の掃除で済みます。
マンションは随分見てまわりましたが、たまたま新築で、全部賃貸という売主がしっかりしているマンションがあり、タイミングも感じて決めました。移転した先は、それまでの家の半分くらいのスペースですが、普段の日に使うのは、キッチンとごはんを食べるテーブルと話ができるリビングがあればよくて、あとは寝室と洋服をいれる1部屋があればいいということにしました。                                                         昔はリビングにいかず、ごはんを食べて個室に引き取るということが多かったのですがいまは、リビングに移動してお酒飲みながら話し込む時間が増えた気がしています。
「ごはんが終ると、続きのリビングに移動するのよね。いる所、使う所しかないからね。 でも、緑のない生活は、息がつまります。週末の別荘暮らしがあるからいいけれど・・」

□区切りのない大広間の家は、イメージチェンジを繰り返しています。                                               「私の家は、主人が長男で私が長女なので、どちらも家族が多かったので、家はみんなが集まれる広いワンフロア構造。玄関を入ると、リビング、ダイニング、キッチンが見える。細かく分かれていないフロアになっていて、家族の成長や暮し方の変化にあわせての変化は、骨格を変えず、イメージチェンジになるインテリアを変えてきました。
ある時は歌って踊ることもできるし、18メートルの奥行があるからキャッチボールもできる。犬も走ってたし…という広さです。
子供達が小さい時は遊び場だったけれど、今は仕事の生徒さんや趣味の仲間やご近所の方とのお食事会の場にもなっています。人間の変化に合わせて、家具のレイアウトやインテリアが変わったのね」。

□やっぱり日常の「運動」と「食生活」でしょ。
暑いし、いろいろ面倒になってくるとはいうものの、体のリズムを整えておく基本は、三食きちんと食べること。
管理栄養士の竹内さんは、「食べると汗がでるから肉は止めておこうなんて考えると夏バテしますよ。夏は、食べたいと思うものが体が欲しているもの。薬味、梅干もそうですが、食欲を出させるもの、消化を助けるものを積極的に摂ってほしいですね」とアドバイス。
毎朝、自宅からオフィスまでおよそ1時間歩いている竹内さんに感嘆すると、「夏は好きだし、体調管理はプロですもん!」。輝いています。

□いつか娘たちが出ていったら・・!                                                         「私のこれから10年は、娘達の存在がネックなのよねぇ。ほんと、誤算です。いなくなれば、3LDKですから、夫婦それぞれの個室をつくつて、それぞれ趣味に勤しむ部屋!での生活を楽しみたいですね。15-6年前、屋久島に旅行に行ったとき、とても気に入って、土地を買いました。いまでも、土地はそのまま。海辺だし、住んでもいいなとちょっとは思ってます。でも、東京の生活を全部畳んでというのは、勇気が要ります」

3.暮らし替えとしてのリフォームポイント
機能性重視の部屋は要らない、急ぐための合理性も要らない。

ひとりふたりの生活は、手足で十分。
電化製品も1蓉と匿とに、自由自在に慕らしたい。

●寝室以外は仕切りなしが使い易い。家の中は、NO KEYで。
キッチン、ダイニング、リビングは、一体の生活部屋もテープルも大きくしたり小さくなったり・・

●自然と人に開放的に暮らしたい。
窓から風も入り、通行人の声も聞こえる日常が快い。お隣との庭先や裏口自然や地域にとけこんだ垣根、門構え、扉を工夫

●キッチンは、家族仕様。分かり易い、動きやすい手伝い易い工夫へ。
老眼が始まったのだもの照明は明るくしたい男性仕様のしつらえも取り入れたい。

手の感触を楽しむ生活が始まった!

建築家の立場から、貝塚さんが「皆さんのご要望は、食洗機と床暖房・・」と言うと、一斉に「食洗機は要らない!」の声が上がりました。
ひとりふたりの生活なのだから、手足で十分だというのです。
「入ったマンションには付いているのだけれど、私使いません。取り外して、棚にしてもらいたいくらい・・」
「入れる前にざっと洗うという手間があるのだし、その手間ついでに洗っちゃいます。中途半端ですよ」と、みなさん不要派でした。
お皿の形、材質、デザインを手で感じながら洗うのも、この頃ならではの余裕だと感じているのです。                                                                          手の感触といえば、以前頼もしく眺めたプロ仕様のステンレスの調理台を、木製に変えて、ほっとしたという話も聞きました。
塀を垣根にしたり、広々した木製テラスを作っただけでも、深呼吸のできる家への満足感に近づくのではないでしょうか。

その部屋にいる気持ちよさを優先します

□誰かのためにではなく、自分のために。
これまで玄関脇にあった日当たりのよい客間と北側のキッチンを入れ替えたり、別々の寝室ではあっても間のドアをなくしたりと、60代からのリフォームは、快適さや便利さ、安心感などをテーマに進んでいます。
リフォームヘの相談が多い貝塚さんは、「それにしましても、リビングでなにをしたいのかを伺うと、百人百様で、つくづく生活の多様化多彩さを実感します」とのことでした。
子育てをしていたり、激しく働いていた時期は、一度にいくつもの家事をこなせる合理性と高度な機能を必要としていたキッチンも、日の光と風を感じながらお料理したい場所に変わっているのです。「北側のキッチンを移した方は、『これからは自分が一番多くの時間いたい場所に』という要望でした。庭が眺められる大きな窓はもちろん、照明も戸棚の高さもその方に合わせ、床暖房にいたしました」のだそうです。

□「眺めのいいキッチン」は理想です。                                                      「マンション選びの時、私が気に入ったのは、キッチンから見える景色がいいこと。別荘も、立って料理する場所から、庭の緑が見えるのですが、都心の家もキッチンに立つと、遠くだけれど富士山が見えます。隅っこにある、暗いキッチンって絶対イヤ!」富士山が見えないまでも、目を上げれば空が広がっているとか、庭の草木が目に入るというゆとりの空間に立ちたいものです。

□小さくてもいい「菜園」を楽しみたい。                                                                  庭の片隅で、野菜づくりを楽しみたい声が増えたのも、時間の過ごし方の変化です。
「今年は、トマトやなす、しし唐を育てました」「あら、私も!」と、夏の収穫物について、ひとしきりの賑わいがありました。「たくさん採れる必要はなくて、ほんの楽しみ。士の感触、野菜の匂いを感じるだけでいいのよJということで、「少しずつ摘んで使う紫蘇、パセリ、芽ねぎなんか便利」「ハープ
も楽しみ。ローズマリーやミントは、香りに安らぎます」と、情報交換がありました。

□電化製品は、ほどほどに。
「食器洗いもそうですが、ひとりふたりの生活って、手足で済みますねえ」ということで、新しい電気製品には、食指が動かない様子です。
電子レンジ体験が長く、かなり上手に使いこなしていることもあり、普段の鍋釜があれば大抵の料理に間に合っています。後片付けも、汚れ物を溜めない手際のよさなので、苦にならないということでしょうか。「電動調理具は、場所ふさぎなだけ」になりました。

 

4.人が集まる家には、柔軟な生活術がある。
楽しめる人、楽しめる時閻をさしだすサービス精神がある。

これからは、夫婦単位で行き来したい。新習慣だから、知恵は絞らなくちゃ!

●自分を楽しむ人がいる。
楽しい人のところには人が寄ってくる。仲良し夫婦の家、趣味の話を夢中で話してくれる人、料理上手な家、ダーツがある家、犬仲間・・

●みんなを楽しませようという企画力がある。
餃子を作ろう、採れたてトマトやしし唐でランチ、 庭で採れたオレンジでマーマレードづくりなど、小さなイベントがあると、人は集まり易い、訪ね易い

●頑張りすぎない準備で気楽さをつくりだす。                                                                訪れる人に、次回を楽しみにさせる自然さは、頑張り過ぎないことが秘訣。準備の楽しみをおすそ分けする分担上手になれば、上級です。

女性の集まりがある日のご主人は・・

女の人の会話は、あっちに飛び、こっちに転げという風で、このペースに夫たちはとても付いてこられないという現実があります。
話をふられたとしても、考えている間に、女性たちの関心は次に移っているということがほとんど。
「混ぜてあげても、少し経つと、ボクはこれで・・と消えちゃうわ」と笑います。
「だから、私は女友達との集まりは、いない日にしている。一緒だと気遣いが大変ですもん!いるなら、やらないがマシ」という奥方もいらっしゃいます。けれど、逆に夫の友人知人が集まる日は、留守にはできない人が圧倒的。夫達の話は、どうやら女性には相槌の入れ方が面倒に思えて、楽しむどころで
はないようです。                                                                     「夫婦で一緒に集まる」機会が増えそうな世相も見えるのですが、男性、女性、どちらのサービス精神が発揮されるのでしょうか。

□近所づきあいが始まりました。                                                                     「町内の会合なんかにでるようになって、ご近所付き合いも始まったし、前を通ったから寄ったわなんて、人が出入りしています。いただきものだけれど・・と最中2個持ってきてくれるとか、そんなのもある。お隣のご主人はリタイアしているのだけれど、雨の日に、教えてくれたり、洗濯物を取り込んでくれちゃったりして」。
「ウチは、夫が育った士地に暮しているので、夫は小学校時代からの友達との行き来が始まりました。羨ましい感じです。夫は、地元にいるという強さがあります。夫は、毎週のように、小学校とかのお友達と、なんだらかんだら一緒にやってますよ。それをみていると、私も学生時代の友達と遊んだりしたいなと思います」。

□ご近所づきあいはまだまだ・・という人も。                                                                   「娘たちもいるし、お隣がわが家に上りこむなんて、皆無です」「マンションだと、表札もでていないし・・」「新しくお引越ししてくると、ご挨拶には見えるけれど、でもそれでお終い。いまはいいけれど、これからはそれじゃ少し淋しい気もしますねぇ」。

□夫婦で遊べるヒマが出来始めました。                                                                        「別荘には、ゴルフ仲間が集まるし、姪たちも家族で来ます。友達も夫婦でゴルフをする年代になったということでしょうか。夫婦単位で集まるって機会も多くなったのね。東京では、私も夫もまだまだ忙しい毎日ですが、それでも、近くに食事に来たからと、結局流れてきたりします。軽く飲み足しに寄りますね。以前よりずっと多くなりました。これは予想外のことでした」。

□仕事を離れて、同好ネットワークが出来始めました。
「仕事仲間と、食べ物持ち寄りで集まることがあります。仕事話よりは、余暇に始めたスポーツとか、ダンスとか、介護の情報交換で盛り上がる仲間です」
そういえば、50カラット会議で知り合った人たちで始まったゴルフ仲間もその1つ。
「行こうか?」「行こう!」と、スケジュール調整しては出かけています。
前の晩に集合して、お酒とヘルシーな料理あれこれを並べて、明日のゴルフを想い描いてのおしゃべりを楽しみます。*ご参加ご希望は、50カラット事務局まで。

5.田舎生活、あるいは新しい土地への暮らし替え。ひとりでは出来ない。                                夫婦二人三脚の体力勝負だと思う。

都会暮らしのコンパクトな日々に「田舎生活」は美しい夢ではある

●都心生活との両立なら大歓迎
都心の便利生活だけでは息が抜けない。週末の家は、遊びと社交の拠点です。

●50代旱々から少しずつ慣らした土地なら大丈夫
家のメンテナンスだけでも地元の業者と信頼関係がないと暮らせない。助け合いのルールにも上手に関る体験が要る

●夫と一緒だから成り立つけれど、ひとりでは無理。
いずれかが欠けると、都会に戻っていくのが通例なのは、家族が分担して成り立つ生活だからだと思う。

別荘生活はもう一つの都会です。自然の中で都会生活をする贅沢があります

都心生活の住居にはとても収まりきれない大きなソファ、ゆうゆう10人は囲める大きなダイニングテープル、動きやすい広いキッチン。それだけでも、その別荘は、集まる人たちをリラックスさせてくれます。
晩餐の材料を買い集めて、新幹線に飛び乗れば1時間の距離。
明日のゴルフヘの言い訳につながるワインを飲み、ほろ酔い加減で料理を作り、「もう寝ないと、美容にも差し支える」とベッドに入れば、風に騒ぐ木々の葉音が子守唄という贅沢ぶりが味わえるのです。でも、これは「田舎生活」というより、もうひとつの都会生活。
都会での緊張を、1時間の新幹線で解きながらたどり着く、もう1つの都会です。都会で生まれたネットワークがそのまま楽しめる気楽さですが、メンテナンスにも随分お金がかかることでしょう。う一ん・・・

町でも田舎でも助け合わないと生きていけない

□この歳になって、町内の助け合いを実感しています。                                                             「この間の台風の時も、木が折れちゃったの。植木屋さん頼むにも、すごい値段だしと思っていたら、町内に助け合いのネットワークがあって、ちょっと遅くなるけれど行けますということだった。来てくれました」「この夏、うちにスズメバチが巣を作ったの。そうしたら、町内の方が「朝早くに取り除けば大丈夫って教えてくれた。朝4時頃だと、ハチも眠っているんですって。その方が来て、取ってくれた」
「すごくいい隣人に恵まれていますね。やっぱり普段からご挨拶くらいはキチンとしておくことですね。閉じこもった暮らしをして、そこに住んでいても、楽しくもないし安全でもないですからね」

□歳をとって、ひとりでの田舎生活は結構大変だと思う。                                                             「うちの隣の奥様も、ご主人が亡くなって、下りていきました。一軒家を持っていると、家の補修とかに手もかかりますものね。ペンキとかも塗り替えなくちゃいけないし・・。旦那さんが器用な方だったら、何とかなるかもしれないけれど、プロに頼むとなると、お金もバカにならない」「私も一人になったら、あの家は維持できない。田舎暮らしということでは、理想と現実のギャップが大きいんです」「地元に、信頼ができる施工屋さんをもつことが必要よ。植木、電気、ちょっとした家まわりの修理なんかを頼める人がいないと大変です。別荘管理という職業はあるのだけれど、それで家財全部持っていかれた人の例もあるし、信頼できないとね迄鍵を預けられる信頼って、そうは簡単に出来ないですね」

□なんたって、お隣さんとのお付き合いがモノを言う。                                                             「自分だけでは生きて行けないことを実感することが起きてきますね。でも、町内会の崩壊も、起きている。みんな高齢者になって、町会費を集めるお当番が勤められないから・・って脱会者がでて、それが引き金になって、脱会者が続出した。新しい体質の住民ネットワークが必要な時代になったと思いました」それにしても、家の中だけでなく、家の外見に開放性を持たせられないものでしょうか。なにかがあれば助け合おうという気持を表す家表現リフォームはいかがでしょうか。石塀より垣根、門扉も低くし、音も通さない重厚なドアは外して、光が漏れるデザインのドアに替えるなど、「フレンドリーな家」への転換はいかがでしょうか。

 

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