2005年3月 発行所 「50カラット会議」
50カラット会議レポート
50号
上質な情報源と心安らぐ友だちのネットワークがあれば安泰です
50代からのネットワークは、信頼のおける上質な情報網と文化や価値観を共有できる友人たちとのつながりに尽きるのではないでしょうか。
押し寄せる情報の多様さに、使い分ける判断が難しくなってきたこの頃ではこの人が言うから大丈夫、このマークを信頼しようなど、情報源の質を見極める基準を持つようになりました。友人も、居心地優先。好きな人ネットワークが望みです。
そんな風に選り好みできるのも、若いときからの行動力の成果。30代40代には、好奇心と体力に任せて呼ばれれば行く、誰に会えるか分らないから断らないと、人がいれば寄っていく生活をしたものです。友が友を呼び、多種多彩多様な人たちと知り合った時期でした。
「いまはもう、嫌だけれど付きあうということはしません。気心の知れた友人と会う楽しみと、いざという時に正確な情報を得られるスペシャリストとのパイプがあれば安泰よ!」と、ネットワークの達人たちはにっこりです。
蛇の道はヘビに聞くシリーズ㊿
集まってくださったのは、「サービス精神があるし、リーダーでいるのが好きなのね!」と最近シングル生活をする人たちの災害ネットワークを立ち上げた作家の松原惇子さん、「スペシャリストとワインの会楽しんでます」と異業種ネットワークを大切にする元トップモデル宇佐美恵子さん、「MY猪ロクラブを発展させたい」装丁家の林佳恵さん、「私は仕掛けるより参加する方かな」のメイクアップアーティスト仁くすのきさんと建築家の小林裕美子さんの5人です。 数人から、親の介護を通して「そのうち親の家を好きな人ネットの集まり拠点にしようかなと思ったり…」との発言もあって、「遠くの親戚より近くの友人」時代の到来を実感しました。
目次
1. 持って生まれたネットワーク、努力してつくったネットワーク。50代になって、それを楽しむ時が来た!
2. 友だちネットワークは、好きな人とのお楽しみ結社。
3. 信頼できる情報源とつながりたい。
4. ネットワークづくりのエネルギーは、世話好きかな。
5. 50カラット会議の活動課題。プロ集団の情報力と楽しみ方をもっと広げたいですね。
1.持って生まれだネットワーク、努力してつくったネットワーク。50代になって、それを楽しむ時が来た!
30代、40代は仕事の幅、知識の幅をひろげるのに夢中だった。いい人に出会う大切さは分かっていたのね!
誘われたら出かけていく、仕事への欲で合わないなと思う人、嫌いな人とも付き合いました。すべて勉強だったと思う。
●小学校から高校まで12年一緒だった同級生は、 異業種人間の集団です ずっと会わなかったのに、情報ほしさに誰かいないかと頭をめぐらすと、いたいた!と電話する。
●仕事の後の飲み友達。好奇心と体力はあったがお金と時間のやりくりが大変でした。 食べたり飲んだりの機会に友だちの輪が広がった。会社人間には外部の人と知り合うチャンスだった。
●組織に属さない自由業だと自然発生的な友連はないに等しい。ネットワークはお手製で。 業界の人同士で交流はないから、自分で作りました。パーティやったり、飲み会に呼んだり・・。
30代の遊び仲間にこの頃仕事で出会ってビックリ!
一生懸命遊んでいた人たちって、一生懸命学んでいたのです。
いくら体力や好奇心があったって、時間のやりくり、お金の算段は大変でしたから、それなり丁寧に遊んでいたというべきでしょうか。
その頃は、面白い感性だなとか、不思識な人だとか、なんて素直なんだろう と眺め合って、食べたり飲んだりの仲間にすぎなかったのに、仕事の場で名前を聞いたり、一緒のプロジェクトで出会ったりの時が訪れると、頑張っていたのねという感動があります。サービス精神がある人は、若いときからみんなのお世話役やっていました。事務所で「一緒にご飯の会」開いたり、松原惇子さんのように、シングル女性たちといざという時に助けあうSSSネットワーク(single/ smile/ seniorlife)を立ち上げたり。
「その時に思いついたことを形にしていくのって楽しいのよ。やってだめだったらその時また考えればいいって、とにかくやっちゃった!」と、軽快フットワークの 40代でした。このSSSは、最近「災害ネットワーク」機能までつくりました。自由自在変幻自在の柔らかネットワークです。
40代まではよく遊びよく学びました
□アフター5どころか、アフター9でも元気に出かけました 「30代は会社の外の人と付き合おうとすると、なんたってお金の算段が大変でした。好奇心と体力は余りあるほどあるし、時間も体力でカバーしていたけれど、食べたり飲んだりは自分への投資と思ってやりくりしました。
今いる友達というのは、20年来の飲み仲間。その頃は仕事の仲間ではないと思っていたけれど、この頃仕事でつながってきました。お互いにそれぞれの気合いというのか姿勢をみてきたわけで、知らずのうちに信頼が育っていたのね。遊びって、人と出会って大切につき合う時間でしたから。
10年も会っていなかった飲み友達から電話があって、独立したんだって?さすがやってたんだね!俺のことも頼ってくれよって言ってくれた時は嬉しかったですね。これからは、蒔いてきた友だちの種の収穫期かも・・」と顔をほころばすのはメイクアップアーティストの仁くすのきさんです。
□一匹オオカミの自由業だと遊び方も自由形 「私はリーダーでいるのが好きだから、自分で何か思いついた時にその仲間を募るってやり方で人と付き合っていくと思います」とおっしゃるのは、ノンフィクション作家の松原惇子さんです。
「同業の人たちとの横のつながりってないのよね。近頃は編集者だって作家を育てるなんてことはしません。仕事の打ち合わせをしておしまい。担当が替わればそれ切り。勢い取材先で知り合った人たちや講演会に来てくれたお客さんを対象にネットワークづくりを楽しむってことになりました。
SSSもそうやって43歳の時つくりました。講演会のお客さんなの。今年でちょうど10年だけれど、いろいろな人たちを見せてもらって勉強しました。友だちじゃなく助け合いのネットワークだからね。でも、この10年の間にSSS活動中心になってくれている6人とはすごく気持いい関係ができました。感動しちゃうんだけれど、みんな付き合い上手。活動の範囲では意気揚々話も弾むし笑いも絶えないんだけれど、他人の領分には入らない賢い人たちなの」。SSSの10周年記念は、松原さんの歌と踊りもある楽しいイベントを企画中だそうです。
「私はキレイなものが好き。キレイな人が好きなの!キレイな人にたくさん入ってもらいたいわ!」とネットワークヘの参加者も募集しています。
□小中校一貫教育を受けた同織生たちは、いまでは異業種知識のネットワークです。
イタリアと日本のオフィスを行ったり来たりの建築デザイナー小林裕美子さんは、ご自分でネットワークを仕掛けるということはしてきませんでした。
「性格的なこともあるでしょうけれど、参加するほうが好き。社会に出てからできた友人といえば、若さ故に苦労もし切磋琢磨しあった仕事仲間でしょうね。でも、最近俄かにそうだったのか!と頼もしく頼りにしているのは学校時代の同級生。小中高一貫教育の12年間を一緒に暮らした100名って、持って生まれたネットワークです。
仕事で何か専門知識や清報源が欲しい時、誰かいなかったかなぁと頭をめぐらすと、あっいたいた!ってなりますよ。長いことご無沙汰していても、電話で声を聞いた途端気持が通じちゃうからね」と幸せそうでした。
2.友達ネットワークは好きな人とのお楽しみ結社
個人的な友達づきあいは心置きなく安らぎたい
誰でも、誰とでもは卒業しました。一緒に食事をして楽しい人というのが基準かな。ああ楽しかった!と別れられる人かな。
●この人とならという相性は、瞬時に分る歳になりました。好きな人を選びます。 少し話すと性格や生活感覚は見極められますね。物事に素直に感動できる、心が開かれた人がいい。
●飲み会やワインの会も10年、20年続けてみると心通う人が残っています。 文化度とか価値観に共感がないと友達は続きません。 結局、聞き上手、話上手など話題が楽しめる者同士。
●もうワイワイはつらくなった。和気あいあいの居心地がうれしい 体力勝負の付き合いはもうできない。主張しながら追ぶという芸当はしたくなくなりました。
友だちといえども、「1mの距離」
相手の心の中にまでは踏み込まない、自分も踏み込まれたくないという気持を「1mの距離で」と表現したのは、松原惇子さんです。
「1m」は、おとなの分別とでもいうもの。例えば、どんな集まりでも、その会の雰囲気を瞬時につかんでその流れに乗る、自分の位置付けを測ることができるようになれれば、「1mの距離」を保てるのではないでしょうか。ちなみに、長く続いているお友達ってどんな方々ですか?という質問には、「誰かが嬉しそうに話していたら、そう!と一緒に感動できる素直な人」
「集まりの時にしつかり意見を言って、きちんと識論ができる人。まちがっても、夜になって、今日のことだけどなんて電話なんかしない人かな」ひがまない人。育ちがいい人がいい。心がオープンだからね」「文句ばかり言ったり、権利ばかり主張する人とは付き合わなくなりました」。1mの距離があればこそ、また会いたい、次はああしてこうして と楽しみも膨らむのです。半径1mの自分の世界は、友だちに会うために自分を磨く裏舞台。そこはお互い、邪魔は禁物ですね。
1対1で会う緊張感・グループで会う気楽さ
□基本は1対1です。
「1対1で会うというのは、エネルギーがいる。だって、ちゃんと話したいですもん。お互いの話を聞いて、それに答えてというエネルギーの使い方しますから。友だちに会うときって、もうしばらくは会いたくないって思われるような自分で行きた<ない。頭も姿勢もスッキリ、相手を受け入れる余裕で会いたいですよ。3,4人で会うときの適当なおしゃべり、適当なコミュニケーションとは違うでしょ。ただ何となく会いたいというだけなら、何人かいた方が1対1より話が深刻にならないという利点がある。アハハって笑い飛ばせるからね。でも、基本は1対1に堪える友だちが好き」が、みんなの気持です。
□同行の人たちと会を主宰するのは、スペシャリストの会話を楽しみたいから。 30代から40代にかけてはひたすら見知らぬ世界を覗きたくて多くの人と交える機会をつくつていたという人も、最近では、集まり方も「量より質」になりました。お互いに一目置き合う人たちの集まりにしたいということです。
誰かの話を謹聴する会というより、それぞれのステキを味わいに出かける会が楽しい歳になりました。最近は、レストランに集まるよりは夕方からのオフィスや自宅で、そこに入れるだけの人数に声をかけるのが気に入っています。もう10年も「ワインの会」を続けている宇佐美恵子さんは、オフィス派。
「メニューも、テープルセッティングも全部自分で考えます。オードプルからデザートまで自分で作ります。こんな方がいらっしゃるから雰囲気はこうかなとか、みなさんがリラックスできるようにお花の位置を考えたり 好きなのよね。レストランより時間的にも自由がきくし、訪ねる お招きするって、コミュニケーションを深めてくれるようですよ」。
□松原さんは、SSSネットワーク活動を通して、ステキな6人組に出会いました。
「SSSに集まってくる人たちは、趣旨に集まってくるのだから好き嫌いはないの。だけど価値観というのが同じでしょ。価値観が同じ人とは時間が共有できるのね。今活動を支えてくれている6人の人たちとの関係がいい感じなのよ。自然に集まってきたのだけれど、この仲間と活動のことを話している時って楽しい!個人的にご飯食べに行ったりはしないし、映画に一緒にも行かないわよ。活動の日に一生懸命話すのね。ワイワイ話しては笑っている。いつのまにかいい友達作ってたんだって思います。
こういう人たちって、自立しているの。人との距離感が分っている。利口な人たちだなって思っちゃった。だから、私に個人的なことで電話をかけてくることはないのよ。夜になって、今日の会議ではこうだったけれど、私は絶対こうだと思うなんて言ってくるとかありません。立派でしょ。会議でも、私が意見を言うと、あっいいじゃないって乗ってくるし、痛烈な意見を言うこともあるけれど、そこでしっかり話し合う姿勢ができている。会は会っていう動きができる人って、個性もステキってことなのよ」。
3.信頼できる情報源とつながりたい。
初めての50代。うまく生きていくために、知りたいことがあります。
体のこと、食生活のこと、親のこと、一人で生きていく安心対策のこと…etc.
●子供電話相談室みたいに初めて出会う疑問質問を受け止めてほしい。 今までに出合ったことがない状態になると戸惑う。 モノで解決するためのカタログはいっぱいあるが、自分の状態を判断する材料が不足なんです。
●「シニアライフ」と一括りにされると、50代には違和感がある。後追い情報ではなく準備情報が欲しい。 こうなるぞという予感現象には囲まれている。今の内に手を打つべきことがあると思う。
●スペシャリストとつながりたい。 個人的に情報網を持てる人は限られる。専門家いっぱいの50カラット会議発の情報は、安心のネットワークになっている。
出入り自由、学べる・話せるネットワークが欲しい。信頼性が高い情報源を確保したい
40代の頃と同じリズムで暮らしていたら、なんだか調子が狂ってきたのは、自分の体調だけではありません。さぁ遊ぶぞ~、さて勉強するかなと気負ったとたん、親の様子にドキッ!美味しいものを食べに行こうかと計画すると、なぜか痩せにくくなった体が気になります。夫がジャージーのパンツでウロウロする姿に、自分のゴムスカートを棚に上げて「キリッとして!」と叫びたくなる口をあわてて押さえることもあります。食べることにも工夫と努力が必要、守ってくれていると思い続けていた親を守る立場になったという実感が、じわじわと大きくなっているのです。
それに、自分の老後はどうなるのだろう、美しく死ねるのだろうかなどなど、眠れない夜をもっと眠れなくする不安材料にも事欠きません。嘆きあっても解決はないというのは分っています。人生80年の重みを感じ始めた今、こことつながっていれば大丈夫というネットワークを試行錯誤してみようと、一同頭をめぐらせました。
上質なネットワークは人生を豊かにします
□今からは、お金より友だちよ!
松原淳子さんはおっしゃいます。
「いい人と知り合わないと、いい情報は入ってこない。私がひとり女性の暮らしに危機感を持ったのは40代の半ば。single·smile·senior-lifeというSSSネットワークを作ったの。でも、最近、地震や天災が続いて、ひとり女性は元気な時にはいいけれど、災害にあった時は弱いんじゃないかなって、『一人暮らしの災害ネット』を立ち上げましたらそれだけじゃないのよ。
私、とてもステキな老人ホーム見たの。環境も施設もいいんだけれど、なんたって働いている人たちがステキ!仕事での取材で出合った場所だけれど、私はそこに入ろうって決めちゃった!老人のケア施設って、経営者のハートが大切なの。設備じゃないのよ。そしてね、そう言う情報を持っている私が作っているネットワークに入っている人はこのことを知ることができるわけ。それがネットワークのよさなのよ。
今からは、お金だけいっぱいもっててもダメ。友だちが財産の時代ですよ。いいネットワークに属していなくちゃ、いい生き方に近づけないの」。
□スペシャリスト・ネットワーク 装丁家の感覚で、帯、のれん、お米やお酒のラベルのデザインを楽しむ林佳恵さんも仕事のテーマだけ多彩な領域の方々とのネットワークをお持ちです。
「仕事の仕方が一匹狼風だから、自分では想像がつきにくいこと、できないことを教えてもらえる人が回りに必要だったんです。例えば、建築や医学の本を扱うときは、建築家やお医者さまをしている人に聞きたいことがあれこれ出てきますから。何かあれば電話1本で聞けるというお友達って、助かりますよ。そういう人たちとのお付き合いって長い。だから、無理がきいてもらえるのかも」。 元トップモデルでファッション&ライフコーディネーターでご活躍の宇佐芙恵子さんも「ワインの会は、いろいろなジャンルの方々とお会いできるチャンスになりました,自分を知っていただくことも出来るし、もっといいお仕事をするためにご一緒できる方がどこにいらっしゃるのかを知る機会にもなるのよ。いいネットワークを持っていると、自分磨きかできますね」と、ネットワークの大切さを実感していらっしゃいました。
□ネットワークは、思いついたらすぐ実行。やって軌道修正が必要ならそうすればいい。 まぁ、なんてステキなことを思いついたのかしら!という酔った気持がスタートライン。松原さんがSSSで取り組んだテーマは数々ありますが、「共同墓もその一つ。ひとり女性がここに入ろうって共同のお墓をつくったの。おしまいに納まるところが決まっていれば、人間安心でいられるでしょ。私、いろいろ思いついちゃうのよそして実行」
でも、こりゃダメだと思ったら止めればいし、。最初の頃、歳をとったら一緒に住もうってグループホーム構想があったけれど、SSSやっている内に、上手くいかないなと感じて止めました。その代わり『共同墓』ならいいかってなったわけ。やっていると、もっといい方法が見つかるのねJ
全く同感。思いついたら実践できる身軽さも、50代からならではです。
4.ネットワークづくりのエネルギーは、世話好きかな
いい50代を過ごすためのネットワークを作りませんか?
3 0代4 0代の仕事や逝びあってこそ知り合った人たちもステキな個性と知識をまとってそこにいる。「一緒に」が作り出す情報力で築きたい生活があります。
●リーダーでいるの大好きです。世話好きなんです。
仕切るのが好きなのね。昔から、いつのまにかプランナーだったりコーティネーター役をやっていたと思う。性格ですね。
●いろいろ思いつきます。 思いついたらとやってみたい。すぐ、同志を募ります。 自分ひとりで出来ないのは百も承知。サービス精神旺盛な共感者、賛同者がいるとすべり出します。
●楽しいことが好き。キレイな人が好き。人が喜ぶことには骨身惜しみません。 苦しんでまではやりません。気持の負担になる方法は 何かが違っていると思いますから。
リーダーの条件
いくら「リーダーでいるのが面白い」といっても、好きだけでは務まらないのは結婚と同じです。
昔、田辺聖子さんのインタビュー記事で「継母は、賢くなければ務まりません」という発言を読んだ記憶がありますが、あれ。松原惇子さんのSSSネットワークのリーダーぶりは、正にその通りです。「趣味と人助けと、いろいろなものが混じりあった人生修行の場よ」と笑いながら、自分の思いつき成就に向けて、会員との距離を築いています。
まずは、「私って天才!」と惚れ惚れする思いつきができることは大前提ですが、それを実行して続けるためには、サービス精神と体力がないとダメ。サービス精神といっても、「私ってエライ!いい方法を思いついたでしょ?」と自分を褒めてあげたくなる自己評価が必要ですから、容易なことではありません。体ではなくて、頭で奉仕というわけです。それに、体力。会の主宰者は、健康も売り物です。つまり、一歩先を行くキレイを志向している楽しさが体から溢れているのですね。
「これから花」を目指す50代ネットワークですもの、当然でした!
面倒見る人・面倒見るのは億劫な人
□自分のベースは自分でつくりたい。 「そう、世話を焼くのが好きなのよ。世話焼かれるのは嫌い。それが最近分ってきた。気にしてもらうのが嫌なの。私のことなんか放っといて欲しいわけ。自分のペースでやりたいんだから。パーティなんかも、呼ばれるより呼ぶ方が好き。もてなすって、すごく労力も要るしサービス精神もいっぱい要るけれど、それが好き。そうやって人の世話焼いているから、ひとりの時間も好きなわけ。ひとりでいると、朝からピアノひいちゃって楽しんでるわ」と松原さん。
□面倒見るの苦手です 「私はダメ。呼ばれて行くのは大好き。どこへでも機嫌よく行くのよ。そこで人と知り合って友だちの輪を広げてきたのね。誰かがパーティするから場所貸してといえば家を提供するけれど、自分で人集めはできないのよ」「私もそう。調整するのが面倒なんです。1対1なら簡単だから、そういう会い方ですね」
仁くすのきさんや小林裕美子さんは、苦手派です。
□まとめて会うのは合理的だし、こんな人だったのか!と感動の発見もあります。 「1対1だと、7人の方に会おうとすると7日間でしょ。ですから、パーティをすると、その時会いたい人にまとめて来ていただいて、楽しみながら用件を済ますってことをやります。その時は、お料理から何から何まで手づくりでおもてなしするのだけれど、これが好きなの。豪華ではないけれど、自分の好きなスタイルがあるから凝っちゃいます。 それに、カウンターのこちら側でお皿洗いながらみなさんを見ていると、それぞれのお話ぶりとか気づかいとかが眺められて、そんな気遣いができる方なのかなんて、感動や発見があったりするのよ」。宇佐美恵子さんです。
□my猪口クラブ 林佳恵さんには、自分の好きなお猪口、自慢のお猪口を懐に飲みに集まる仲間があります。「my猪ロクラブ」。林さんといえば、割り箸はもったいないからと「my箸」を持ち歩くので有名人。「my箸」ならぬ「my猪口」の日があるのです。
最近、米どころでのお酒イベントなどに参加する時は、みなさんに提唱して、それぞれmy猪口持参の飲み会をされるのだとか。「それぞれのお猪口を話題にして、場は盛り上がるし。回を重ねると、今度はどのお猪口を持っていこうかなんて、参加者の顔を浮かべながら思案するんです」だとか。言葉少くなだったり、共通の話題をさぐるような集まりには、こうした可愛い仕掛けってネットワークを盛り上げるのに効果的ですね。30代40代の林さんは、オフィスに友人知人を招いて大皿料理に奮闘もしたそうですが今はどこか店を選んで飲みながら話し込むという風に変わりました。ワイワイネットワークを仕切るのが辛くなったというのは、一同頷く実感でした。
5. 50カラット会議の活動課題。プロ集団の情報力と楽しみ方をもっと広げたいですね。
お楽しみネットワーク個人にお任せ。50代ネットワークは50代の知恵と知識と体験を集めて、人生を賢く楽しむ情報源でありたい。
●自らの50代体験と知識の融合は、実践的情報として価値が高い。50代情報源として活用していきたい。 50代実態とムーブメントの情報バンクとしての信頼を充実させていきたい。
●50代対象のマーケット形成活動に、適切な50代情報を提案していきたい。 企業の商品開発、情報発信に、50カラット会議から積極的な提案をしていきたい。企業との協働で50代ヘ情報活動を展開したい
●他の50代ネットワークと協働して、50代情報フェアやイベントを開催したい。 50代からの粋らし方が目指す心地よい「衣食住J。老親との幸せ生活のための商品とサービスシステム。 50代ライプetc.
親たちが遺した家、子ども達が独立して空いた家を活用してネットワークの拠点にしたい
住む人がいなくなったら、その時は処分しようと思っていた親の家だけれど「みんなで集まる場所に使おうかな」「イタリア料理を教えたりするスタジオにしようかな」とも考えるようになりました。
家って、寝て食べてという場所としてだけではもったいない。もっと価値ある使い方が出来るのではないかと思い始めていたところです。
そんな時期に、「これからはお金より友だちよね」という話をしていると、持て余していた家の使い方が浮上したというわけです。お楽しみネットワークは、こんな個人的な状況を活性化する1つの方法に気がついて、新しい展開がみえてきました。 けれど、50代からの人生を賢く生きていくための協働ネットワークとなると、気持の満足だけでなく、有形無形の成果を求めることになります。50カラット会議のこれからを考えると、50号を重ねたこのレポートで語ってきた貴重な情報を結実させる活動に知恵を絞らねばと、ワクワクしてきました。
これからはこんなこと
□女性ネットワークは樂ちんね。
「女性って、すぐ打ち解けて話ができる。でも男性たちはダメよね。パーティを開く時でも男性を混ぜるときは面倒ですよ。知らない人同士だと、相手は何者ってけん制している風情なのね。だから、この人とこの人は合わないから一緒には呼べないとか、組み合わせの心配までしますよ」
「どうしてなんだろう。私は男性たちのための講演会って嫌い。反応がなくて、話をしているのに素直に関心を示さないの。だからコミュニケーションなんか生まれないの。一度なんか、講演が終わって、そのあと懇親会ですからって言われていたけれど、嫌だ感動もない人たちとなんかと帰ってきちゃったの。失敗しちゃった!って思ってね
ところが後で聞けば、懇親会で話したかったのにですって!バカみたい。男の人がほぐれるまでの面倒なんて、見てられないですよ」「ひとりじゃ出来ないのね。会社の人と一緒とか、知っている人とでないとダメなのよ。ゴルフでも旅行でも、つるんで遊ぶの」。
どうも、男性たちのコミュニケーションカは不評です
□大きな仕掛けは出賽ないけれど、家の活用なら出素そうです。
「私は自然発生的に、家が空いたからこんなことも出来るかなという進み方ですねc 今は犬だけになった親の家。改築しようかなあって考えた時、みんなを呼んで料理を教えあうとか楽しむとか出来るなあっていう具合。どっちみち誰かの家で飲んだり食べたりしているのだし、ちょっと手を加えればいい場所になるかもしれないって 」
「私の田舎の家は、父親が職人だったので、1階が広い作業場になっているの。アトリ工風だから、そこでワークショップができそうなんです。去年おととしは考えなかったことだけれど、地元のお友だちに鍵を預けて、私も時々ふるさとの仕事をしに行くというのもいいかなって思い始めたんです。60代70代の仕事って、そんな田舎の家を活かしながらの生活に向いてるかも。若い人たちとのしゃべり場にもなりそうでしょ」
□若い人たちとのコミュニケーションにも関心が出てきました。 「これまでは同年代とか年上のお友だちが多かったのだけれど、これからは年下の人たちを意識し始めました。やっぱり若い人たちのこと知りたいし面倒を見てもらいたい。若い男性で30代で社長になったりする人って、誰から何もいわれなくて、人間としての魅力もないの。教えてあげたいなって思うのね。だから、旅行の会とか企画していまナスケジュールから、切符や行く先の宿や料理の手配もする。車の運転手もしたりね。 でも楽しい。男性たちって、自分の仲間だって気を許すまで時間がかかるけれど、分り合えると面倒見がいいのね。そうなると、女の人は突っ立っていればよくなるんです」