2004年10月 発行所 「50カラット会議」
50カラット会議レポート
47号
50代御用達ごはんはおひとりさま仕様です
お茶碗に白いごはんをよそう食卓は、日本人の体と心を養ってきました。
けれど、昨今、50代女性たちの関心は「ごはんでキレイな体になる」「ごはんで元気な体になる」こと。
白いごはんから離れるつもりはないけれど、ときには玄米や雑穀のごはんを
食べていますという人は、かなりの数に上っています。今回50カラット会議が実施したアンケートは、114名の方から回答をいただきましたが、「自分で炊いたことがある」玄米65%・雑穀60%、「おにぎり、お粥、雑炊などの商品を食べた」 玄米32%・雑穀27%、「レストランで食べた」
玄米30%・雑穀35%という関心ぶりでした。そこで、相変わらずの「白いごはん党」である夫や親たちはそのままに、自分だけ玄米ごはんという50代女性たちのお話です。
「一つ釜の飯を食べる仲ではなくなりました」と笑いつつ、おひとりさま仕様の美味しいごはん商品を求める姿もございました。
蛇の道はヘビに聞くシリーズ㊼
家が洋風になり、お膳がテーブルになっても、変わらなかったのは「主食はごはん」
「お箸で食べる」ことだったのが日本の食事です。
けれど、50代になって、ごはんの食ぺ方にも気づかうようになりました。
そこで、白いごはん大好きだけれど、近頃玄米や雑穀に関心が高いという方々から、その理由と実践状況をお話しいただきました。
タイ料理研究家・氏家昭子さん、料理書の編集者・加古明子さん、料理研究家・高城順子さん、歯科医で「噛むかむクッキング」を提唱する田沼敦子さん、『日本の朝ごはん』でお馴染み、日本中の食卓を見聞きしてきた向笠千恵子さんです。
目次
1. 白いごはんがある食卓は、日本人の体と心の原点だと思う。
2. 昔「増量材」、いま「健康食材」の玄米・雑穀。もはやストイックな人たち御用達ではなくなりました。
3. 白米派も、混ぜごはん・炊き込みご飯大好き。炒飯、ピピンバ、東南アジアごはん、パエリアetc.世界を味わうごはんメニューも大人気!
4. 白米は嗜好で「ウチの定番」を炊きます。玄米雑穀は「50代の体御用達ごはん」のパックが嬉しいかも
5.「体御用達」の玄米・雑穀ごはんパックヘの注文
1.白いごはんがある食卓は、日本人の体と心の原点だと思う。
夫や親世代は絶対的白米派。白いごはんあっての食事だと一途に「銀シャリ」。50代女性は娘の共感も得て、玄米雑穀の健康観とプチプチ食感を楽しみ始めた。
●江戸時代のお給料はお米、神様へのお供えもお米。雑穀がオシャレな時代でもやっぱり基本は「銀シャリ」。いただきますと手を合わせて食べてきたごはんは、日本人の体と心を作ってきたのだと思う。
●白いごはんがある食卓には体は安心、気持ちは幸せの満足感がある。昼食はパン、パスタ、雑穀入りごはんが楽しくても、夜はやっぱり白いごはん。
お酒を楽しむ食事でも、最後はごはんで〆たい。
●旅先のおにぎりは、優しい親心。オリンピックの選手も、アテネでおにぎり。ずっと食べてきたごはんぱ体にも気持にも安定をもたらすらしい。
ごはんはあたらないしね!
ずっと食べてきたごはんだもの、味にもお米にも揺るがぬこだわりがあります。
ごはんは、しつかり食べれば力のもと、体が弱ったときにはお粥で癒されるという優れもの。ずっと食べてきた50代です。
ですから、ごはんの好みは誰もがはっきりしています。
水さえあれば炊ける簡単さもあるし、水の分量ひとつで好みの食感に仕上げられるので、それぞれ「うちのごはん」があります。
地域性でいえば、関東は硬め、関西は柔らかめが好みなのだとか。
最近は電気釜の機能が優秀なので、お米の種類が変わっても、好みどおりに「うちのごはん」を炊き上げてくれるそうです。
「羽釜のかたちの土鍋で炊くと美味しい」とか、「自分で火加減する文化鍋を使っています」という方のお話には、究極の二文字が頭をよぎりました。
お米の種類は各地に名品ありという状態だそうですが、「ふるさとのお米が一番!」と誇る故郷のない者にとっては、ブランドが頼り。
けれど、最近の確信は、ほんとうに美味しいお米は「冷めても美味しい」こと。子供の頃の遠足で食べたあのおにぎり、お米がよかったのでしょうか。
それぞれの「こはんの風景」
□「朝ごはんの向笠千恵子さん」。
旅好きで日本各地、世界各地を歩いて、地方のお料理を取材しているうちに、朝ごはんが気になりだして、『日本の朝ごはん』という本をまとめるに至った向笠さん。「都会では玄米や雑穀がおしゃれな食べ物として注目されたりしますが、農家さんではやっばり銀シャリ。米とはそういうもんだよという意識が絶対ですね。
神様に供えるのも、雑穀ではなく白米。歴史の中でずっと続いてきたことです。
日本には、各地に美味しいお米がありますし、お米を美味しく食べようとする工夫もありますね。お茶碗でいただく他にも、お餅や和菓子などになる。お米なくして日本人は幸せ感を持てない。貴重な穀物です」。最近は、日本人の食の原風景を求めて離島への旅を始めています。
□田沼敦子さんは、歯科医と料理家二足のわらじで、「噛むかむクッキング」を提唱中。
「柔らかいもが好まれる時代だけれど、ごはんが主食の限りは、噛むのは大丈夫かなと思っています。ウチでは、主人は白いごはんですが、子供たちは最近雑穀が入っているごはんを美味しいというので、シメシメと思っているところです。
子供たちには、小さい頃からよく噛んでと言っていましたので、お弁当を食べるのが遅かったようですよ。でも、噛む習慣が、今になって雑穀を味わうのに役立っている・・ ごはんは土鍋で炊いています。もともとはガス釜でしたが、雰囲気につられて士鍋で 炊いたらハマリました。お米の美味しさといえば、以前、おにぎりコンクールで一位になったというお米をいただいたことがあります。
おにぎりは、ごはんが冷たくなって食べるので、お米の美味しさがはっきり出るといいますね。美味しかったですよ」。
□「ごはんは、食事の句読点です」 「ごはんを食べると、。が付くわね」という料理研究家・髙城順子さんに一同頷きました。
「関西では、塩昆布、ちりめん山椒。関東なら佃煮。それに全国各地のお漬物!」
「京都のぶぶづけ。京都では、しば漬けにしてもご飯粒くらいの大きさに細かく刻んで食べますね」と向笠さん。
田沼さんも「梅干にしても、最近の塩分控えめという甘い梅干は好きになれない。知人からおばあちゃんが作ったという塩でがちがちになったのをいただいて嬉しかった。沢山食べるわけではないので、きちっとしたものを食べたいんです」とはいえ、ごはんを美味しくしてくれる伝統食品は、髙城順子さんには悩みの種です。
「基準では、塩分は1日10g までです。現実には12 g位だと思いますが、いずれにしてもお勧めできない。旨味でごはんを食べていただきたいですね」。
□「ごはんは、日本人の体と心を幸せにしてきたのね」
タイ料理家の氏家昭子さんは、お米が穫れない県を回ってタイ米の美味しさを説きま したが成功しなかった体験を持っています。お米が足りないときも雑穀を入れなかった日本人の拘りを実感したそうです。戦後の凄まじいライフスタイルの変化の中でも、主食はごはん・食べるのはお箸だけは不変だった日本なのです。
2.昔「増量材」、いま「健康食材」の玄米・雑穀。もはやストイックな人たち御用達ではなくなりましだ。
トレンディなレストランでは、玄米や雑穀ごはんがオプションで用意されている所が増えた。家庭では、浸漬時間など手間がかかるし、まだまだ面倒感はぬぐえない。
●20年前の玄米ブームは徹底的にマクロビオテックを見せてくれた。 当時玄米菜食にはついていけなかったが、自然は食品や有機栽培への関心を喚起された人は多い。
●玄米雑穀はごはんよりパンで早くから親しんできた。 ザラザラしたパンはオシャレでヘルシー。ごはんのようにおかずとの相性に悩まず素材そのものを楽しめた。パンは気楽な新しさが身上だから。
●ホールフードが体を元気にするならと、ごはんへの取り込みが始まった。
玄米菜食を始めるのてなく白米のごはんに2~3割混ぜてみる。夫や親は嫌がるが娘世代からは同調共感を得て、頻度も拡大中。
いつものおかずで玄米雑穀ごはん。こはんを変えただけなのに、丁寧に食べている自分に気づかされます。
20年前の玄米菜食プームでは、自然食の価値は学んだものの、日常の食生活を変えるということに立ちはだかる壁を越えられなかったという記憶があります。それが、この頃は、雑穀を「マイブレンドで食べる」を誇る人もいる様子。
主義主張ではなく、体が求めて始まった「玄米・雑穀ごはん」の食べ方です。
50代になって、なにやら代謝が悪くなった体は、便秘気味だったりアレルギー が出易くなって、めぐりのいい体にしたいと思っていた矢先、玄米効果に出会ったという人も多くいます。
よく噛んでと言われて、ゆっくり食べてみると芳しい香りを感じて惹かれ始めた人白米の滑らかさに慣れた舌には、プチプチした食感も新鮮だったそうです。
「一点自然食」の食卓ですが、このごはんの影響は大きいのです。味わって丁寧に食べる食事が戻ってきたとでもいうのでしょうか。
大方の人は、いつもは白米、ときどき変わりご飯で玄米や雑穀登場ですし、食卓には、これまで同様、肉も魚介も並びますCけれど、心なしか野菜の種類や
量も増えて、体に無理をさせない調理法になりました。
それぞれの「玄米雑穀ごはん」
□加古明子さんは、ほぼ毎日玄米が主食です。
ずっと白いごはん党だった加古さんてすが、最近玄米ごはんを食べ始めました。
「玄米に黒米を混ぜたり粟を混ぜたりしています。私だけでなく、ごはんの楽しみ方がいろいろな広がりと変化を見せ始めたと感じています。玄米もリゾットやお粥の素材として使われているのに触れて、親しみが深まりました。
パンも、白いパンじゃなくて、玄米入りとか雑穀のハンを食べ始めて、楽しみの幅も豊かになってきました。
最近、作った本『玄米ー私の楽しみ方』でも、ストイックな自然食素材としてではなく、お肉も魚も食べる普通の食卓に玄米を提案しています。
最近手がけたもうlつの本『ワールドワイドごはん』では、主食としのごはんだけでなくおつまみの素材など、楽しみ方の可能性を提案する内容になっています。折りしも、50代の体は、これまで嗜好だけで食べてきたものや食べ方に、工夫が必要かなという実感も出てきているので、玄米や雑穀への関心が、やってみようかなという実践につながっている」とのことでした。
□氏家昭子さんは、今回初体験でした。
「今回初めて雑穀をいろいろ食べてみて、まず感じたのは硬い食べ物を咀咀嚼することの大切さです。主人が脳梗塞で倒れて入院中ですが、人間は咀嚼しないと脳か後退してくると実感しているところです。それに、繊維を一緒にいただくことで、体のお掃除をしてくれるという実感もあります。
けれど、玄米も雑穀も美味しく食べるためには、これからいろいろ試さなくてはダメ 美味しい品質のものの選び方、ブレンドの仕方も工夫したいですね。友人の中には、雑穀のマイブレンドを持っている方もいらして、玄米や雑穀への関心が同年代に広かっていることを認識する機会になりました。
ちなみに、タイの雑穀は、カーオ・ベンジャロンといいます。カーオはごはん、ベンジャロンは5色という意味です」。
□高城順子さんは、雑穀ごはんは5カップ炊いて小分けで冷凍。ランチの楽しみ用。
「一番美味しいのは、白いごはんだと思っているけれど、玄米や雑穀には早くから親しんできました。ごはんでというより、パンで食べてきたほうが早いですね。
ライブレッドとか全粒粉のパンなど、歯応えのあるパンを早くから食べてきた。
最近は、玄米や雑穀のごはんを冷凍しているので、ランチの楽しみにしています。例えばサラサラのカレーには、アマランサスを入れたごはんが合うんです。
それにしても、よく噛むのには辛抱がいる時がありますよね。早く飲み込みたいのにとイライラ。最近の炊飯器は圧力がかかるので、多少飲み込むのが早くてもお腹を壊すことはなくなりましたが、昔は咀嚼しないとダメでしたよ。
玄米もおいしいものを選びます。発芽玄米は美味しいと思えないので、普通の玄米。やっぱりキチンとした銘柄米は美味しいです。
それに、白米を食べる人より玄米を食べる人のほうが、産地や農法にこだわらなくてはいけないと思います。玄米は表皮ごと食べるわけですから、農薬を使っていないお米を選ぶのは大事なことです」。
3.白米派も、混ぜごはん・炊き込みご飯大好き。炒飯、ビビンバ、東南アジアごはん、パエリアetc.
世界を味わうごはんメニューも大人気!
ごはんメニューを楽しむ時代だから、お米の種類も多様化が始まりました。
けれど、白米、玄米、雑穀各種、五穀米、もち米、タイ米などを、上手に使い分けられますか?
●白いごはんは自分で炊く。おこわや炊き込みご飯、世界の味ごはんは、調理済みで楽しみたい。
ごはんメニューのバラエティは、デパ地下、スーパーレストランで。手間もかかるし、気分に合わせて選ぶのが楽しい。
●玄米、雑穀入りごはんは、おしゃれなトレンドメニューとしても目新しい。
リゾットになったり、カレーのごはんに出てくるだけでいつものメニューが新鮮に味わえる。これでいいのか!と親しみも増してくる。
●ごはん、おかず、汁物を三角食べできない人たちは、味付ごはんが好き。
アジア以外では、お米は野菜扱いのメニューが多い。玄米雑穀のワンディッシュメニューもバラエティとして歓迎されそう。
ごはんメニュー多様多彩の時代だから、玄米や雑穀にも気軽にアプローチ
食べるべきだというより、食べてみたいなと、色々なごはんメニューを楽しむ風潮があって、タイ米や玄米に手を伸ばす人も多いようです。
けれども、問題は、おいしく炊けるかということ。ことに、玄米や雑穀は、種類の選び方やとぎ方、浸漬時間や炊き方への手間暇が味を左右します。
種類の選び方では、「雑穀ミックスを買ったのですが、香りや風味がイマイチ」と不満を漏らす人が目立ちました。
浸漬時間は、雑穀の場合は1時間を目安にすればだいたいOKですが、玄米となると、やっぱり8時間は必要です。
白いご飯だと、研いですぐ炊くなんていう荒業をやってのけている身には、その手間に、続くだろうかと不安が先立ちます。でも、食べたい!そんな気持に応えるように、近頃は玄米や雑穀入りのレトルトごはんが並んでいます。それも、家族といっても好みがそれぞれですものねと理解してくれている「おひとりさま仕様J。
夜は「みんなで白いごはん」の食卓ですが、昼はレトルトでマイランチひとりごはんは、荒れ気味の肌もこれで!と密かにキレイをねらう時間です。
いろいろなこはん、いろいろなお米を貪べる時代
□タイ、インドネシアは、ごはんを沢山食べます。 「タイもインドネシアも、ごはんをよく食べます。おかずは全体的に濃くて、少しのおかずでごはんがたくさん食べられる。濃かったり辛かったりするおかずで、沢山のこはんを食べて体力をつけるんです。タイのお米は長粒米。香り米とかジャスミン米とかいうのがあって、とてもいい香りです。
でも、長粒米の匂いは、日本の繊細なおかずの味付けには合いにくい。
長粒米も、新米はやっばりおいしいんです。年に4回お米が取れますから、4回新米!タイにも日本米はありますが、日本でのお米の味とは違います。やっばり温度や土や水の違いなのでしょうね。味は風土と一体なんです。ですから、そこのお米ではその土地 の食べ方、メニューが一番美味しいのですね」とは、氏家さんのお話です。
最近では、家庭でも、タイ風とかヴェトナム風とかのごはんを楽しむようになりました。
そんな時は、タイ米で本場の雰囲気を味わってはいかがでしょうか。
□中国のお粥は、雑穀上手です。
「中国に行くと、黒米のお粥とか、粟、ヒエ、キビをそれぞれ違った方法で食べています。場所によっては、麦がはいっていますが、お粥になっていることが多いですね。私たちは、ツーリストで行っているので、白いごはんがでてくることが多いのですが・・」お粥は、場所によって様々。いろいろなものが入っています。
雑穀、豆類も入っていて、お粥のルーツなのかなって思います。
そこからジャポニカ米とインディカ米が分かれたといわれる雲南には、お米自体の種類は少なくて、中国でお米の種類を見るなら、やはり北京。ごはんに合うおかずが豊富なのも、北京ですね」。ごはんとおかずの研究を重ねて、中国には何度となく足を運んでいる料理研究家・高城順子さんのお話です。
□世界の料理を食べている日本だけれど、家庭では、料理ごとにお米を変えることは難しい。
「例えばピラフでも、ピラフ向けにはお米がパキッと立ったほうがいいのだけれど、家庭ではいつもの白いごはん用のお米で炊くでしょ。お米は最低でも2キロ単位だから、料理に合わせて何種類も買えないですよ。お米は、精米した時から劣化が始まってしまうので、何種類も買って溜めておけない。
せいぜい、白米と玄米の2種類です。と高城さん田沼敦子さんも、「雑穀でマイブレンドしようとすると、アレコレ何種類も買うことになりますし、上質のもので揃えたいから値段にびっくりします。炊く頻度にもよるでしょうが、美味しいブレンドを手に入れることが出来れば、経済的でもありますね。
□パン食の国では、お米は野菜感覚で食べます。 フランスやイタリアには、ミネストラスープ、プディング、リゾットなど、野菜感覚で食べるお米料理がいろいろあります。季節の野菜と一緒に煮込むリゾノトは、野菜の色も楽しいプリもピアット。 「トルコでも、シシカバブの脇に、いろいろなピラフやバターライスが添えられています。」とのこと。野菜感覚の付け合わせなんですね。
4.白米は嗜好で「ウチの定番」を炊きます。玄米雑穀は「50代の体御用達ごはん」のパックが嬉しいかも。
50代の体を時々お掃除するつもりで、玄米雑穀のごはんを食べたい期待人は多い。 その気になったらすぐ食へるためには、「既に炊けている」ことが、必要条件ですね。
●白いごはんは炊きます。自分好みがあるし、インスタント的に簡単です。
味だけでなく、柔らかめが好き、硬めがいいと好みがあります。電気釜のスイッチ一つで自由自在です。
●玄米は、炊く前の浸漬時間があるし、手間暇かかるのが難点。 自分で炊く人は最低でも3合炊いて小分けして冷凍する習慣。毎日はとてもやりきれない。
●雑穀は、コレだという美味しいブレンドに出会うまでが大変。香りとしっとり加減に中々満足できない。 「マイプレンド」をめざして各種取り揃えると、値段はバカにならない。
「ひとり分パックのごはん」は、中々便利。玄米・雑穀ごはんだけでなく、白いごはんだって、50代からの家庭には出番が頻繁にありそうです。
五穀米はマイブレンドですとおっしゃる方はいざ知らず、玄米雑穀のごはん初級者としては、ともかく「簡単に美味しいごはん」を食べたい気持ちがはやります。
代謝が悪くて脂肪がつき易くなった、便秘がち、肥満気味、肌も荒れ気味とつまりは体のめぐりが悪くなった実感を、玄米や雑穀ごはんで解消できるのではという期待は大きくふくらむ一方です。
けれと、電気釜は一つだし・・と考えて、気が付けばもう一か月は経ちました。
やっぱり、玄米ごはんも雑穀ごはんも、一人分パック、「おひとりさま仕様」にお願いするのがよさそうです。白いごはん絶対派の家族にしても、最近は「おひるはご自分でね!」と言い放たれることも多いのてすから、そんな時用にハックごはんがあれば安心。関東好みの硬め、関西好みの柔らかめ、体調が悪い時のお粥の3種類があれば、とっても親切だと思います。
50代からの「おひとりさま御用達」は「体御用達」
□パックごはんって、便利!
「まさか自分がパックごはんを食べるとは思ってもいませんでした」とおっしゃるのは、タイ料理研究家の氏家昭子さんです。
ご主人が入院なさって、ひとりでごはんを食べる時に利用してみて、その便利さと美味しさにびっくりしています。
まだ、玄米雑穀のごはんは体験していませんが、白いごはんはもちろん、お粥、お赤飯、炊き込みごはんと、メニューのバラエティにも感動中です。
□家族でも、一つ釜の飯とは限りません。
「夫は白いごはんですし、私は玄米」という加古明子さんは、電気釜は一つても、玄米は3合炊いて小分けで冷凍。白いごはんは炊きたてでという区分をしています。夫や親たちは白米でないと・・という家庭は多いようですが、体のことを考えて玄米や雑穀入りを食べ始めた女性たちは、たいていそんな使い分けをしているようです。
□「時々コレ」に、レトルトごはんは便利だと思う。
手抜きをしているという意識だろうか・・という議論は、こんな展開でした。
「自分で作らなくて食べられないより、いいと思う」「愛知県では、モーニングセットというのが浸透していて、一人暮らしの女性は喫茶店のモーニングに行く。モーニングクラプというそうですよ」「喫茶店の多い商知県でも、日曜日の朝は家族でモーニングという話を聞きました」
「外に食べに行くことに罪悪感はないし、ひとり分ならお弁当でとか、お惣菜を買ってというのは当たり前の時代でしょ。パックのごはんに抵抗ってないでしよ」「パックのまま食べるのではなく、お茶碗に移すのだから、自分で冷凍してあるごはんと同じ感覚で使うと思う」
「一食分ずつのパックなら、いろいろなタイプのごはんが食べられるわけだし、玄米で季節の炊き込みごはんなんて、バラエティが簡単に楽しめる」
「自分ばかりでなく、親たちもだんだん自分でごはんづくりが面倒になっているし、こういうごはんをいろいろ揃えて置いてあげれば、ちゃんと食べてもらえるし安心ですよ」
「具合が悪い時、お粥がいいなと思っても作れないですもん。柔らかめのごはんやお粥のレトルトは便利です」
頻度や使用量が少ない種類のごはんなら、レトルトはおひとり様用としてとても重宝。美味しくて体にいいごはんを期待しますという結論でした。
□ランチは「お好み」「お試し」を食べるとき。 ランチには、みなさん実にいろいろなごはんを試しています。
噂のレストラン、気になるメニューや新製品も、まずは自分用でチェックです。季節の炊き込みごはん、まぜごはん、パエリア、リゾット、お粥etc.
特に「美味しくて体にいい」「何かの時にはコレが役立つ」ものには、お試しチャンスを外しません。レストランや旅先の旅館、お弁当などが、玄米や雑穀のごはんを選んでみるチャンスになったという人も多いのではないでしょうか。
5. 体御用達の玄米・雑穀ごはんパックヘの注文。
従って容器にも気を遣いたい。捨てるときには、燃えるか、土に還る材質で。保存時にはかさばらないこと。簡易包装がいい。
●体のために食ぺるのだから農薬はダメ、添加物もNO!
表皮も丸ごと食べるのだから、農薬を使えばそのまま体に入ってしまう。アミノ酸、保存料が入らない頁っ正直なごはんが欲しい。
●美味しさが大事だから、 銘柄米、新米、精米したて炊くときの水にも拘りたい。
雑穀については、風味食感及び味を考慮した最高のブレンドを求めたい。ブレンドが価値を決めると思う。
● 1パック160g に敵量感。価格は1食200円前半で 玄米、麦、粟、ひえ、豆類等それぞれの栄養素や味の特性についても、情報サービスがほしい
「玄米ごはん」「玄米入りごはん」「五穀ごはん」「十穀ごはん」が 硬め/柔らかめ/おかゆ で揃っていたら、まずは嬉しい。
頻度嵩く利用するとなると、気になるのは「容器」のこと。
いっそ、おにぎりタイプにして真空パックでもという簡易包装案までとびだしました。
それはともかく、いろいろな種類のごはんを代わる代わる楽しみたいので、個々のごはんの表示は、くれぐれも明快に、種類や特徴が分り易いことを心がけてもらいたいというのが要望です。
おかずとの相性は、なぁんだいつものでいいのか!という安心感につながる表現だと、構えずに済みそうです。
けれど、忘れてならないのは、50代からの体への提案です。
玄米や雑穀が、何故どんな風に効くのか。食べるときに注意することはあるのか、あるとすれば何なのかも示して、学ばせてほしいのです。
ごはんを通して、50代からの食生活の基本を学ぶ決意です。
お米へのこだわり、こはんの好み
□美味しいお米が食べたい。 お腹がいっばいになればいい年代ではないし、上質なものを少しという家族構成になって、お米も美味しいものを選ぶようになっています。
「毎日食べるものですからね」
「昔は地産地消でしたから、よその土地のお米を食べるなんて少なかったと思うけれどいまは情報と物流の時代。お米に限らず、お金さえ出せば噂のプランドが手に入る。 何でも選べる時代になりました」
「最近では、雪解け水と地下の伏流水が両方ある土地のお米とか、棚田のお米が注目ですね」
「魚沼産のコシヒカリの天日干し米、買っています。粒が小さいのつ美味しいです」
「魚沼産のコシヒカリって、極々限られた場所のお米なんですってね。いっとき、偽の魚沼産がニュースになったけれど、あの時は、プランド米に踊らされていることを痛感しました。自分の舌に自信がないと、プランドに頼っちゃうんですね」
日本各地に、それぞれの土地になじんだ美味しさのお米があるけれど、やっぱりブランド米には味の保障があるというのが結論でした。
□美味しい炊き方に拘ったごはんを選びたい。 好みの柔らかさに応えてくれる商品も望みだけれど、こんな風に美味しく炊き上げましたというごはんを選びたいものです。
まずは「水」。天然水、アルカリ水などの拘りは目をひきそうです。あとは研ぎ方ですが、「そこまで拘りたかったら自分で炊くでしょ」という意見でしたか、どんなものでしょうか。
□玄米は、国内産、有機農法に拘りたい。 「玄米は、白米以上に農薬に関して厳しいチェックが必要。表皮に付着した農薬の残留が気になりますからね」という高城順子さんの発言に、一同頷きました。産地や製法に拘れば、それだけコスト高になるのは承知ですが、1パックの値段は、230円から250円が目安かしらと話が進みました。
□好み対応は、「柔らかめ」「硬め」があるといい。 「関東の人は、関西のごはんはベチャベチャしていて嫌という。昔から、江戸の人は、シャッキリが好きって言われてますよね。食感好みば慣れなのでしょうか」「柔らかめ=シニアという売り方には抵抗がある。好みとしての柔らかいごはんとして買いたいですよ」。間違っても、シルバーマークなんか付けないでください。
□そのうち、「中国の雑穀お粥いろいろ」も期待しています。 食べ歩きを兼ねた世界旅行を楽しんできた年代には、懐かしいお米料理があります中国の雑穀お粥、ヨーロッハの野菜感覚のリゾット1よその代表和風に限らない広がりを期待します体御用達のごはんは、世界の料理と一緒にいただくのですから。