2011年7月 発行所 「50カラット会議」
50カラット会議レポート
81号
My Super Sento! お風呂の悦楽。
洗う、ほぐす、時にこもる至福の時間
「105歳の祖母はカタカタにお風呂道具をのせて共同浴場にいきます」と笑う
温泉場で育ちのKさん、「集合住宅でもバスルームにひたすら窓を付ける時代」 という建築家Mさん、「2階に海が眺められるお風呂を作ったけれど、老親には苦労だったみたい」と振り返るDさん、「ストレスには薬草湯が効くみたいJと近頃ナチュラル系好みのYさんが集まりました。
「お風呂体験」様々です
K 私は温泉場に生まれたので、子供の頃からお湯の中で育ったようなものです。母の実家は湯田中温泉、父は沓野温泉という所です。
ですから毎日濯泉に入っていた。朝も入るし昼も入る。いつも湧いているわけですから。 朝は目覚めるために入るし、夜はリラックスするために入ったりと、結構時間に関係なく、「今お風呂気持ちいいから行ってらっしゃい」と言われると、みんな時間をはばかることなく入っていたんです。
手を洗ったり足をすすいだりする代わりに温泉に浸かるという生活でした。汗をかいたらお風呂、シャワー感覚です。 温泉場で育った私の祖母は今105歳。凄く元気で自分の足で500mくらい離れた共同浴場に行きます。
地域の人はそれぞれ鍵を持っているのですが雨の日も風の日もカタカタ押しにお風呂の道具を入れて行きます。
お風呂に入らないと、気持ちが悪くてダメだそうです。そこに行くごと、お風呂に入ることが健康の秘訣なんですね。
M 私は「五右衛門風呂」。広島です。
入っている人に「どう?」なんて声かけながら、焚き口で薪をくべるのは子供の仕事でした。入るのは難しい板に上手に乗らないとだめ。 脇に触れると鉄なので熱いの。
転勤族でしたから、いろいろなお風呂に出会いました。地方によってお風呂って違います。
「ええっこんなお風呂!」ということがありました。 今回の震災の仮設住宅の課題で、「毎日お風呂に入るのがあたりまえだったのに ・・」という声を聞きましたが、その時日本人って「毎日お風呂Jがあたりまえなんだなぁと思いました。いつから「毎日お風呂」の習慣ができたのでしょうね。子供の頃は2-3日に1回だった気がします。その頃アメリカのホームドラマを見て、お湯が瞬間的に沸いて出るのだと知った時はびっくりしました。薪を焚いていましたから、いいなあと思いましたね。
Y 私が物心ついたときはガス風呂でした。
けれど今思えば、自分が体を洗う用にお湯が出るなんてことはありえなかった。湯船の中からお湯を汲んで洗っていたもの。
そのうち、風呂桶が木からタイルやプラスティックというかグラスファイバーのようなバスタブに変わった位が変化の記憶です。
K その頃は「お風呂をもらいに行く」という言い方がありましたね。ご近所のお風呂のある家に入りに行ったんですね。
「お先にいただきます」「ごちそうさまでした」という言葉を聞いたことがあります。
D 東京建物園という所があるのだけれど、そこに農家があって、ボランティアで説明している人が「内風呂がある家は少なかった。ある家に近所の人がもらいに行った」と言っていました。沢山の人が入るので、最後の方で入る人はお湯が少なかったそうです。
K でも、温泉場は子供の遊び場でした。雨が降って外に行けないと、お風呂で遊んだり泳いだりしていました
S 子供の頃は汚れて帰るから、毎日お風呂で洗われていたという感じ。
兄弟が多かったので、順番に泥を落とされてハイ出て!という風でしたが、出れば夏は浴衣を着せてもらって、子供心にも気分転換していたと思います。お風呂は幸せな時間でしたね。
「裸のつきあい」していますか?
K 温泉地では近所のおばちゃん、おばあちゃんと入ってましたから、段々に体型が崩れていってバストが下がってなんて眺めましたね。
おばあさんというのはああなのかとか。大人になるというごとはそういうことなのか・・と知らず知らずに感じていたんですね。
社交場でしたから、体もですが、いろいろなことを教えられた場所だったと思います。
「お風呂の作法」ってありましたね。「よく洗ってから」とか「あとの人のことを考えて入りなさいよ」というのがお風呂の入り方でした。
D 昔の父が撮ってくれた写真を見ると、子供たちがお風呂ではしゃいでいるものがあります。お風呂の時間は幸せでした。
その頃、一緒に入っていた母のお尻が目の前にドーンと大きくあって、その時(あっ、この人には勝てない)と思ったことを覚えています。
威圧されて、母の偉大さを凄く実感しました。幼稚園に入る前だったと思う。
K 私の祖母はおっぱいがとても大きくて、ウエストがしっかりくびれていて、うわぁ!おばあちゃんすごーーいと思いました。
50代の後半だったと思いますが、(わっこれで4人の子供を育てたんだ)と感動しました。
M 私の娘はそういう風に誰かと一緒にお風呂に入るなんてしていません。小学校4-5年からは親とも入りません。ですから、娘が入っているバスルームのドアをあけちゃった時なんか、あっしまったと慌ててしまいました。
D 私は近くのスーパー銭湯の温泉に週に1度は行きます。運動したりして温泉に入ってくるのだけれど、老若関わらず裸を見ています。そういうなかで慣れててきました。
Y 一緒に入るということですが、私はお姑さんが介護が必要になった時に、越えなきゃいけない気持ちがあります。
夫は「心配だから一緒に入ってくれ」というのだけれど、裸の付き合いをしてこなかったので、ハードルが高いんです。
M 何しろ、娘だって見ていないんだから・・
私は、自分は洋服を着たまま入れました。一緒に住んでいたわけじゃないけれど、「お風呂だけ入れて」と言われて困惑しました。
義母のほうは少しボケてきていましたけれど、それでもやっぱり・・
T 湯船にみんなで入るスタイルは近年世界的に広がっていますね。欧米人には流行っています。 先日もテレビでアメリカのデンバ一周辺の「〇〇 springs」という地名が多い地域を紹介していて、そこでは温泉付きコテッジのリゾートが広がっているということでした。
家族や友人と3-4日休息に行くためのスポットだということでした。たっぷりのかけ流しの露天風呂は39度だそうです。水着を着て入っていました。
K 韓国では水着は着ません。どうどうの裸ん坊。
D バーデバーデなんかは温泉プールのつもりなのかな。プールみたいにみんな水着ですね。
K うちの実家は温泉をやっているんです。家族風呂というのを作ったのだけれど、ものすごく人気。鍵もかかるし、知らない人が入ってこないから安心だし、何よりふだん家族とも入っていないから大浴場より気楽なのね。
お風呂の悦楽は何たってひとりの時間。
●ときには「こもってCD三昧」
K お風呂はひとりになれるからいいんです。
M 私も「個1です。どうしても泣きたい時はお風呂。
K 夫と喧嘩して頻を会わせたくない時もお風呂。なにしろ絶対入ってこないのだから。6年位前、防水のCDカセットを宜ったんです。それで好きな曲を聴きながら入る。1時間半位は出てきません。
自分の世界に浸れるから、凄く気持ちいい。
辛くてやりきれないという時も、さっぱりします。私がCDを持ち込んだのは、大好きな俳俊さんの声を聴きたかったの。お風呂の中で。
そのCDは声も人っていて歌も歌っている。
それを聴いていると自分気持ちが恋する乙女になるわけです。別世界です。家族にも聴かせたくないし、家族はそれを聴くのが不愉快なの。お風呂場は音が外に漏れないからいいのよ。
私一人で聴いていて誰の迷惑にもならないし、集中できる。すっかりその世界に入れて幸せ。お風呂って隔離部屋なの。
個室はあってもあそこは別。侵入者がない。遮断されている。個室だと物音がすれば何処でだれが何をしているか把握しながら過ごしているでしょ。
M 「大丈夫?」って言ってこないですか?
K 声かけられます。「1時間だよ」って。そんな時は私は上機嫌だから、優しい声で「大丈夫」なんて返事する・・。
●「朝風呂」の中で目覚めていく心地よさ
D お風呂は、朝入っています。起きて朝お風呂 に行って窓を聞けて、そこから木々が見えて、それを見ながら幸せ~ってお風呂に入る。
ささいなことで幸せなんです。夫はすごい汗っかきなので、5時に起きてお風呂もちゃんと沸かしてくれる。それに入る。勤めていた時もリタイアしてからも同じです。お風呂って朝のほうが入りやすい。家族が出かけてゆっくりできるし、髪を洗っても乾かしやすい。
K 朝や昼間は好きなだけ入っていられますからいいですよ。
●仕事から帰ったらまず洗髪!「ここからおうち」の儀式です。
M お風呂は帰ってすぐと夜寝る前。そのたびに髪洗わないと気持ちが悪い。
帰るとすぐに髪を洗いたい。なんか匂っているような気がして、ごはん前に髪だけ洗ったりする。 仕事から帰るとまずバスルームに飛び込んで顔洗って、髪あらってスッキリする。
これ、「ここからおうち」の儀式です。
K エコじゃない!それに度は毎日洗わないほうがいいのよ。毎日髪を洗うのはよくないっていうでしょ。
蒸れると良くないというし、ドライヤーで痛むし。それに体は毎日石鹸で洗っちゃいけないって。常在菌をみんな落としちゃうから。
M ええっ、洗っちゃう。石鹸でゴシゴシ。ええっ、我慢できない!
●お風呂は寝る前の快眠儀式
K 私は寝る前。体を温めて気持ちよく「さあ寝ますよ」の儀式。それに夜は一日のおしまいだから、お風呂に入り終わったらお風呂をキレイに掃除しておしまい。
M わっ!掃除まで?!私なんか、防災用に溜めているなんて言ってお湯抜いてません。震災以来、出る時にお掃除しないエクスキューズができちゃった。
●カラスの行水
Y 私はカラスの行水。長く入っていられない。とくに湯船の中に長く入れない。体洗ってパパッと出る。
それでも冬はゆっくり湯船に浸かります。夏はシャワーだけのことが多いかな。
M お風呂時間の長さって、以前にくらべれば長くなったかな。以前は5分10分だったのに、30分も入ったりして、凄く長風呂している気持ち。忙しい時は特にカラスの行水でしたね。それこそ、時間がないからお風呂で歯を暦くという生活。でも「腰痛」なんで、よく温まると若干いいような気もするし、長く入りたいと思いました。 長く入るために、お風呂で読む本を買ったりしたけれど、英単語なんかを見ているとすぐ上がりたくなるから、今はゲームをやっております。
あれはすぐ時間が経つ。
熱くて熱くてしょうがないのに、もうちょっとで終わるんだけどなあって入ってたりします。
体ほぐしたり、温めたり。長風呂です。
K 体に効果的な入り方をしようと、お風呂に時計を置いてます。
「湯船に入って出て」を繰り返します。腎臓が弱くって寒がりなので、腰のところを温めたい。だから13分湯船に浸かって、出て歯磨きをしたり体を洗ったり。そしてまた13分浸かって出てストレッチ15分。そしてまた13分入ります。12分以上は入らないと体の芯まで温まらないというからね。発汗効果で健康になるっていうの。それは科学的に言われているのよ。
NHKの番組「ためしてガッテン」でやっていた。
D お風呂の場合は心臓の悪い人とかいろいろあるから、お風呂だけで健康になるというのも無理しない方がいいけれど。
健康と娯楽の時間が広がるスーパー銭湯 スポーツクラブのお風呂。
D 毎週行っています。
近くにスーパー銭湯の温泉がある。故郷創生政策の時に、あちこちの街で温泉を掘って作ったのよ。花小金井にあります。
あれ以来、各市町村で温泉がないところはない位じゃないですか?
K 私は「憩いの湯」インターネットで検索すると、私の家の周りには、車で10分以内に行ける所が5か所出てきます。
D 露天風呂もある。 岩盤浴もある。お風呂も数種類あって、へたな旅館よりは充実しています
K 入場料を払えば1日いていいの。
ジャグジーももちろんあるし、お食事処もあるし飲み物だって売っている。朝行ってお昼までゆっくりしてごはん食べて、帰りに、隣りにある大きなスーパーに寄って、1週間分の買い物して帰るのが習慣。
D 横浜のは泥炭層のモール温泉系なんです。肌がつやつやする美人湯系なの。
スーパー銭湯は、日常的に「家とは違うお風呂時間」が楽しめるんです。エステもついているのよ。要予約だけれど。
K 行けば気分も良くなるし、体だけでなく心もキレイになれるのよ。
D それが700円で楽しめる!ふつうのお風呂屋さんだって高い時代だし、スゴイですよ。値段も高い所は、「万葉の湯」で1500円。
K 入場料を払うとロッカーの鍵をくれて、一日居られる。タオルなんかは持って行ってもいいし200円位で借りられるから、身一つで行ける。
シャンプーも洗った後つける化粧品も置いてあるのよ!
K うちの集合住宅のはす向かいにスポーツセンターがあって、そこのお風呂に行くという人はすごく多いです。
スポーツセンターはく会員なら月に8000円から10000円の会費で、何回行っても無料なので、「うちのお風呂は物置になっています」という人もいるほどです。
D スポーツセンターには、冨士山が見えるところにジャグジー付きのお風呂がある。スポーツセンターはお風呂代わりですよ。
スーパー銭湯体験でお風呂が変わった!
●広々志向
私は密閉した空間では長く入っていられない。横浜の実家は、海を見ながらお風呂に人れるように、2階にバスルームを作りました。それなのに海が埋め立てられて遠くなっちゃった。 2階にバスルームを作ったことで、年をとった両親が苦労したという失敗談もついているのですけれど、窓を開けて入るというのが習慣です。
ですからホテルで窓のないバスルームは苦手。
M 最近の建築傾向として、バスルームヘの要望は多いです。庭をつけたり、どうしても円いお風呂がいいとかね。ここ10年位、お風呂に凝るようになりました。
K 新しいおうちを建てた人の話では「お風呂に凝った」という人がすごく多いですね
D お風呂が娯楽になった。もともと江戸時代から湯屋は娯楽だったんだもの。
M 近頃は温泉に行ったりスーパー銭湯を利用したりする人が多いので、新しい過ごし方に気づいたのかな。
家の広さはそんなに変わらないのに、お風呂場の面積は大きくなっています。洗面所とかの水周りも広々志向です。この傾向は、うちでゆっくりするという生活が増えてきたのじゃないですか?
昔は「家は寝に帰るだけ」みたいな感じだった。男の人たちもお風呂を楽しむようになってきた。総じて家が大きくなりましたしね。昔は映画の「東京物語」にあったように小さかった。
原宿の同潤館アパートなんかもお部屋はすごく狭かった。
お風呂も小さかった。昔美智子様が団地をご覧 になって「かわいいお風呂」っておっしゃって、庶民の生活への感想が話題になったのだけれど、実際小さかったのよね。デザイナーズマンションのワンルームで、それこそ25平米という位でも、お風呂だけは大きいというのが増えています。
昔のワンルームは狭いユニットバスとかお風呂も洗面所もトイレも一緒でした。
K 自分の体を癒す効果があるので、お風呂に入るのは「自分へのご褒美」ですから、その場所としてのお風呂は素敵でなくちゃ。
M 最近では集合住宅でも窓をひたすら付ける。要望がそうなのね。理想はお風呂広々、となりにトレーニングルームです。
D うちは寝室の隣がお風呂。這ってでも行けるというレイアウトにしました。
お風呂とトイレには這っていける。だからとても幸せ。ありがたいです。母の介護を通じても実感したことです。
●ジャグジーが欲しいな!
D だから、自分の家でもジャグジー付けたいなんて考え始めたと思う。入浴剤もそうかな。
M ジャグジー、何回見積もりしたことか・・
結局付けられないけれどね。お金がかかる。ピンキリですけれど200~300万円かな。ジェット噴射するので結構場所も必要なんです。
穴の数で値段も様々。
●大きな鏡、色々計れるヘルスメーター。テレビも付けたい!
T 全身が映る大きな鏡。スクリーンのような鏡を置きたいという人もいます。リタイアすると、健康管理は自分でやらなくちゃいけないから、ヘルスメーターも健康数値が出てくるのが欲しいとか・・
M 家の設計をしていると、お風呂にテレビを付けたい人多いのです。いくら見たい番組があってもその時間を外せばと思うのに・・
要望があればつけますけれど。野球放送を見たい人はそうかも。あれは長いからね。
K 夜10時頃に入る人が多いみたいですが、その時間帯は連続ドラマがあるし。
長風呂して、本読みます。
K 中高生の頃、漫画の続きが読みたくて、本にビニール袋かぶせて入ったことあります。でも止めました。本がビロビロになっちゃって。
M でもやってます、私。そうなってもいい本。
T お風呂に老眼鏡を問いているという話は聞きますよ。本もだけれど、シャンプーなんかの文字が見えない時も必要ですからという理由。
M お風呂で本を読むとき、お風呂のふたで本を置く所作っているのですが、それ用のテーブルというか台が欲しいんです。
フタでは何とも味気ないでしょ。情緒がない。ふつうバスタブのふちは水はけよくしているからまるみがあってモノは載りにくい。
それにしても、昔ながらの深いお風呂では本も読みにくいわね。
美容の時間ですよ。
M 蒸しタオルをつくって・・って習いましたよね。お風呂にぼ一っと入っていないで、顔を洗ったらマッサージクリームでマッサージして、蒸しタオルで肌を回復させる。
K 洗い流すパックします。髪のトリートメントもします。お風呂に入る時、化粧落としのオイルをコットンに染み込ませておき、それでゆっくりお化粧を落とす。
T 出てきてから、あれも忘れた、これも忘れたの繰り返しです。
K 泡でリンパに添ってマッサージするのセサミオイルも使います。セサミンは若返りのホルモンというでしょ。そんなことをしているので、1時間はかかる。手にもいいのよ年が現れるからね。丁寧に。
お風呂は氣持ちもいいし、脳にもいいのよ。
T みんな血行がよくなくて、血流を良くしたいという気持ちが強いようです。
K 頭頂部と後頭部の血流をよくしないと、アルツハイマーになるんです。美容院で首のうしろを熱いタオルで当てるのはあれはいい。頭皮マッサージもいいのよ。首の血流を良くしておくことが大事なんですしアルツハイマー予防のお風呂。
T あらら。美顔術よりアルツハイマー対策の年になっちゃった!
「入浴剤」香りの贅沢
T 脳に直接効くのが香りと言われていますね。
スーパー銭湯でも、その土地の温泉の匂いだけでなく、バラだとか季節の草や木も取り入れているようですが家庭のお風呂でも「入浴剤」はご活躍ですか?
K 香りも大事にしています。アロマエッセンスで森林の香りや柑橘系のもので楽しんでいます。,朝は森の匂い。
覚醒的なアロマです。夜はラベンダーとかゼラニウム。一番好きなのはゼラニウムです。
イライラしている時の鎮静効果があるし、幸福感が出るんです。甘い香りなの。
D 庭の花柚子をネットに入れてお風呂に入れています。いい香りだし温まる。その後ネットでお風呂を磨く。キレイになります。
M 菖蒲湯の時、香がしなくなったと思いました。「檜水」がいいです。炭酸系はその時入れた人だけしかダメでしょ。
K 炭酸塩だから、塩がいいんじゃない?塩は後から入る人もいいはず。温まります。
Y 私は最近「薬草湯」。
ちょっと変わった薬臭いんですけれど、薬草が配合されている。ストレスがたまった夫が、ストレスで体が冷えてきたときに、たまたま見つけた。
脳にばかりエネルギーが行っちゃうとストレスになるんですね。私はあまり違いが分からないのですが、主人は喜んでいます。 この頃はそういうナチュラル系に行っています。それまではいろいろ使いました。日本の名湯シリーズとかも使いましたが、色が毒々しかったりして、止めちゃった。
D 家族で同じお風呂に入る場合は、香りは難しいですね。好き嫌いもあるし。
K スーパー銭湯も、天然のお湯もあるけれど、バラ風呂とかもある。日替わりの香りがあって楽しめるんです。でも、温泉はそこの品質や香りが一番。
D 私たちが使うのは自然の香りなのでいいけれど娘が買ってくるのには強烈なのがあります。文句言いますけど。
K 「 LUSH」とかスゴイ匂い!苦手だわ。
T 体力がある時は、香りもつよいものを受け止められるのね。香りではないけれど、年寄りに一番風呂はいけないとかいうでしょ。
練れた湯にする入浴剤があってもよさそうですね。
K 年に何回か韓国に行くのですが、韓国に行く時は必ず入浴剤を持って行きます。
ソウルのお風呂は水が臭いんです。ドブ臭くて汚い水の中に入る気がして嫌なので、香りのいい人浴剤を持っていく。
温泉育ちなので、夏に強くなるカルキ臭も消したいの。そのまま入ると、肌がピリッとなるような感触ですし、入浴剤は必須アイテムです。
M 私は「檜水」です。檜を精油化したもの。いろいろな入浴剤を使っています。「バラ水」も使ってみたり、いろいろやっています。
「檜水」は夏むきです。いいですよ。
K アロマエッセンスは効果でも使い分けます。 たとえば「イランイラン」みたいな更年期症状に効くものを湯船に落として、塩小さじ1杯加えてみたりする。
そこはかとなく「いい匂いの人」になる
D 介護のお風呂サービスって、必ず香りのものを持ってくる。そして「今日は何の香りにしましょうかJって聞いてくれていました。 母は介護をしていただく時も、いつもお風呂もラベンダーの香りにしていました。
それは自分のためもあるけれど、介護してくださる方のためでもあったんです。ですから、介護のヘルパーさんが「この部屋気持ちいい」って。
K 私は介護の仕事をしているのですが、いつも素敵な匂いをさせている方がいます。お部屋に入るとラベンダーの香りがする。クロゼットの中にエッセンシャルオイルを染み込ませたコットンが入っている。下着の入っている引き出しの中にも置いていてそこはかとなくラベンダーの香りがただよっているの。
普通老人ホームというと老人の匂いがするけれどそこのお部屋はいつもいい匂いです。介護する人が「ここのお部屋は気持ちがいい」と喜ぶそうです。 体からいい匂いをさせようとしたら、体に塗るオイルやクリーム、ボディローションですね。
D トルコなんかのバラオイルを精製水に溶かしてローズウォーター作っています。それをお風呂上りにシュッシュッとするといい気持ちです。
匂いって自分もいいけれど、人にもいい気持ちだといいですね。
K でも匂いは強いと迷惑。
D そこはかとなくの按配が難しい。
お風呂は掃除しやすいのが一番!
D お風呂はもっと掃除しやすくなってほしいです。段々年を取ると細かい汚れも取りにくいし、力も入らなくなる。清潔で快適空間になるために、すべすべにしておくのがいい。 主人はお風呂が好きで、最初はタイルにしていたの。改装する時に、黒御影仁と木で温泉ぽくしたんです。そしたら、木はカビてくるし、黒御影石はしょっちゅう磨いていないと白っぽくなる。
だから若い内は磨いたりもいいのだけれど、これからは大変だと思います。
K 今空間素材も変わってきていて、目地がなくなっていますね。
M でも雰囲気がイマイチなのよね。
K カビキラーを噴霧してよく流さなかったために入ったご主人が死ぬ思いをしたという話を聞きましたが、お風呂場に化学薬品を持ち込みたくないということもあって、流せばキレイになるバスルームが希望です。
D 家事の本を出した著者の方は、今80代ですけれど、お風呂場もキレイにしていらっしゃるけれど、入ったら湯気が立っているうちにタオルで拭いちゃうといいって。バスタブも壁も天井も拭いちゃう。
欧米のバスルーム掃除法だそうです。水滴を残さないのがいいというの。でもその方は「でも嫌だわ。お風呂はゆっくりはいってそのまま出たいのに、裸のまま拭いたりお掃除なんて」と。
M お風呂場の換気扇は、窓の有無にかかわらず24時間やったほうがいいです。特に檜風呂なんかだったら、開けっ放しても風の通り道がきちんとないとだめ。
M それに家族でみんなそれぞれに違うものを持ち込むので、シャンプーとかを沢山置くために棚を付けてほしいという要望も多いです。けれどモノが多ければそれだけ油気が多くなるから、全部浴室内に並べるのはよくない・・。
T お店に行くと、浴用商品はじつに多い。
K ボディブラシは肌によくないです。洗うのは手がいい。タオルとしては絹のものを使っています。
D ナイロンのはよくないとか言われたけれど泡立つし、あります。へちまも。
K 温泉地は手ぬぐい、タオルです。
M 温泉地やスポーツクラブはリネン類を凄くたくさん置いていますね。その置き場所が大変なの。部屋にあるのと浴室にあるのと、別々ですから。
D あれはこれこそ旅館やホテルを使った価値。家ではそんなに取り替えない。
K それはエコじゃないですねぇ。それって日本特有ですよきっと。私の家も家族みんなのが置いてあるのでいっぱいですが、スチールの流し洗いが出来る棚に並べています。カビが溜まったりしないし、簡単。
D 私は洗面所に置いて、都度洗面器に入れて持ち込みます。タオルは使うと部屋に下げているけれど、家族のものがみんな掛けられるタオルかけがあるといい。
M うちはタオルは使ったそばから洗濯物入れに直行です。毎日タオルだけで20枚位。
K それもエコじゃないですよね,
一同 うわっ。
T ありがとうございました。お帰りになったら、ゆっくりお風呂をどうぞ。地震の被災地の方にも、早く「毎日のお風呂」が楽しめる日が来ますように。